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カテゴリ:日々のこと
前回の日記(10月28日)で、「激動の10月でした」と書きました。
それなりにバタバタしたひと月であったのだけど、最後の最後で大きな「激動」がやってきました。 義父(夫の父)が急死しました。 脳梗塞でした。 あまりに突然で、思いがけない出来事に家族みんな呆然とさせられました。 そして、ゆっくり悲しむ暇もなく、葬儀や役所手続きなどに追われました。 よその国のことは知らないけど、この国では大切な人が亡くなっても、ゆっくりその死を悼む余裕を与えてくれないように思います。 忙しいゆえに、死の悲しみと直面せずにすむというプラスの面もあるにはあるのだけど。 葬儀はすみました。 でも、終わって息つく暇なく、四十九日の法要について企画(言葉遣いはおかしいけど、内容はまさにその通り)、墓や仏壇、お位牌の手配……と故人を弔うためにやるべきことは山積。 それだけじゃありません。 役所、銀行、保険、年金……などの手続きも山積。 急死だから、すべて予定されないことであるし、3人の子供はみな親と同居していなかったがために、何がどこにあるかわからない。 普段、義母の方がきちんと家や義父を管理していたように思えたのに、実は逆だった。 そういったことは義父が取り仕切っていたことが判明。 誰も何もわからないままに、家中を引っ掻き回して書類を探し回るはめに。 たぶん、これからは相続手続きの問題に直面するんでしょう。 それについては、嫁としては口出しもしたくないし、立ち会いたくない。 ま、「よきにはからえ」といった感じです。 しかし……。 結婚して10年以上たって、夫の実家やその親戚についてまだまだ知らないでいたことがたくさんあったのだと驚くことも多々ありました。 結構面倒なことも含めて……。 これからそういうことにどれだけ直面しなくてはならないのか、または直面せずに済ませられるのか……。 とにもかくにも、まずは、お義父さんの冥福を祈って。 縁あって11年間、親子としてのおつきあいさせていただきました。 日のあたるリビングの窓辺の寝椅子で転寝する姿がいちばん思い出されます。 穏やかなお義父さんが好きでした。 離れて住んでいたから、たいして何もしてあげられなかった。 それが心残りです。 合掌。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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