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テーマ:たわごと(26826)
カテゴリ:日々のこと
同じ経験をなさっている方はきっといると思います。
冬は乾燥するので、私も美容パックなんぞしたりします。 で、今夜も実行しました。 お風呂あがりに、美容液のたっぷり含まれたシート状パックを顔に広げる。 空気が入らないように、または破れないように、慎重に伸ばしながら顔全体に広げる。 そして10分から15分ほどおきます。 その待ち時間、寒い洗面所にじっと立っていても仕方ないので、暖かいリビングで爪を切ったりテレビを眺めたりして過ごします。 そして、何か飲みたくなって、キッチンに立ちます。 そのとき、食器棚のガラス扉に映った自分の姿をふと見たのです。 「ぎゃっっっ」 それは、まさしく青沼静馬(@「犬神家の一族」)。 かなり本気でびびりました。 鳥肌も立ちそうになりました。 こんな感じ。 私はいまだかつて霊感があったことはないので、幽霊というものは見たことありません。 だから子供の頃から「怖いもの」のイメージは、一貫して横溝正史の映画に出てくるおどろおどろしい姿の人々。 青沼静馬の覆面姿。 菊人形姿の死体。 湖の逆さま死体。(以上「犬神家の一族」) 死人の花嫁。(「病院坂の首くくりの家」) 酒樽に浸かる死体。 滝の下で枡をくわえた死体。 不気味な謎の老婆。(以上「悪魔の手毬歌」) 惨殺された尼子の落ち武者の生首。 双子のおばあさんの不気味な笑み。 小川真由美(役名忘れ)の殺気だった顔。 洞窟の中の鎧武者。(以上「八墓村」) ………… 子供の頃テレビでやっていた金田一耕介物の映画を見ては、恐怖に陥りました。 狭い家の中でそんなものと遭遇するはずもないのに、廊下の先の誰もいないくらい部屋に何かおぞましいものが潜んでいるように思えて、トイレにも妹と一緒に連れ立って行くありさまでした。 そして、夜眠れなくなったり悪夢にうなされたりしたのです。 わかっていても怖いもの見たさに見てしまう馬鹿者です。 思えば、親もよくそんなものを子供に見せていたものです。 そんなわけで、私の恐怖の対象の原型は、今も根深く残ってます。 さすがにトイレに1人で行けないこともないし、眠れなくなることもないです。 でも、ふと思い出してしまうとちょっと背中が涼しくなります。 ゆえに、自分の姿だと思って見たガラスに映った人影が「青沼静馬」だったりすると、ぎょっとしてしまうのです。 「犬神家の一族」といえば最近リメイクされてますが、30年前の映画化の時はかなり話題になってた記憶があります。 (たぶん、小学1年生のころ) 町中にポスターが貼られていて、怖くて避けるように歩いた覚えもあります。 なにしろ、湖に死体が逆さに突っ込まれているシーンのポスターで、子供心にすごく恐怖でした。 今回の映画のCMでも、そのシーンが使われてます。 やはり一番のインパクトシーンなんでしょう。 今の時代の子供さんが見ても、怖いと思うのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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