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テーマ:今日聴いた音楽(75283)
カテゴリ:音楽
たまには音楽のことでも。
聴いたのは、マーラー:交響曲第2番「復活」 うちにあるのはズービン・メータ指揮のもの 最近は「のだめ」効果でクラシックがブームになっているとかで、「クラシックを聴いてます」と言うのが昔ほど照れくさいものではなくなった今日この頃。 「読書が好き」と同じくらい「クラシックも聞くよ」と人に言うのは、すかしたヤツと思われそうで、なかなか言い出せなかった若かりし頃。 しかし、「クラシック音楽も好き」とは言えるけど、語れるほど知らないというのが私の現状です。 というより、どんなジャンルでも音楽そのものを聞いて、それを言葉で語るような能力がないというのが本当のところです。 前置きは長くなりました。 マーラーなんかを聴いていると「クラシックが退屈なもの」というイメージは払拭されるくらいにぎやかなものが多いです。 (……なんて、乱暴な言い方すると、本当のクラシックファンの方に叱られそう) 第2交響曲「復活」」は、のっけから、仰々しくて心臓に悪いです。 すごくメロディアスで情緒豊かで、刺激的。 映画のスペクタルシーンのBGMにもってこいな盛り上がり方です。 全楽章通してドラマッチな曲調で(2楽章だけは優雅で従来のクラシックイメージですが)、第4第5楽章は声楽まで加わり、聴いていて眠くなるなんてことは不可能です。 クラシック、といってもその当時は「古典音楽」という意識なんてないわけで、そのときそのときの最先端音楽だったりするわけです。 実際に作曲されたのが1896年。 バッハの時代よりも、今現在の方がよっぽど近いといえます。 すると、バロック音楽と一緒にひとくくりに「クラシック」と呼ばれるのも不思議なものです。 マーラーといえば、高校時代の友人を思い出します。 当時は、高校生の間でマドンナとキョンキョンとおニャン子クラブが全盛だった時代です。 (たぶんもっといろいろいたけど) その中で、彼女はN響アワーを毎週見るのが楽しみで、理想の男性が当時のN響のコンマスだった徳永二男氏という、世間的には少数派に属する女子高生でした。 その彼女が、ある日マーラーについて語ったことがあり、私は生涯で初めてマーラーの名前を知ったのでした。 当時はクラシックは授業で学ぶ程度のものしか知らなかった私。 (中2までピアノを習ってたくせに) 同じ高校生なのに、確実に私の知らない世界を知っている彼女がまぶしく見えた瞬間でした。 そして、クラシックの深遠なる縁に立たされたことを知った瞬間でした。 (いまだ縁に立ったままだけど) それから、マーラーといえば、大学時代に見た映画「ベニスに死す」も思い出します。 マーラーがモデルの作曲家がベニスを旅行中、美少年タジオのとりこになってしまうというルキノ・ヴィスコンティ監督の代表作。 (原作のトーマス・マンの小説では、マーラーをモデルにしながらも、主人公の職業を作家としている) ベニスの美しい風景と、タジオ少年役のビョルン・アンドレセンの魅力が満載の映画です。 映画を観た後、私は一緒にいた友人から、なんと「タジオ少年に似ている」(!)と言われたという嬉しい思い出があります。 しかし、同時にこれまた一緒にいた後輩からあっさり大否定されたのでした。 ちなみにタジオ少年。 20年まえの私ではあらず。 でも、ブログで私の素顔がばれることもないですので、誤解してくださって結構です。 ホホホ…… なんだか、音楽ネタからかなり離れてしまったような…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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