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カテゴリ:幼かった頃
戦後すぐ、小さかった私達子供の遊びの中に、
“写し絵” というものがあった。 それは、今で言えは、シールのようなもので、 台紙に、絵が裏にしてくっついていて、 それを濡らして、体につけ、そ~~っと台紙を剥がすと、 美しい絵が皮膚の上にきれいに現れる。 それは、皮膚と同化してるから、刺青のようだった。 しかし、本物の刺青は、色彩が、くすんでいるが、 この、写し絵は、色が極彩色で、それはそれは美しい。 私達子供達は、いろんな写し絵を体のあちこちにつけて 楽しんだ。しかし、なかなか上手に台紙が剥がれなくて、 ところどころ、破れた絵ができる。ところが、小学生の 上のお姉さんたちは、とっても上手に剥がせる。 うまく仕上がった 絵をみると、子供達は一様に ためいきをつき、お姉さんのように、きれいにできたら、 どんなにうれしいだろうと、じっとみんなで、のぞき込み、 その絵に、見いるのだった。そんな、時代を生きたからか、 タトゥーには、特別興味があって、30才の頃は、自分で アクリル絵の具で、好きな絵を左腕の上のほうに描いたりして おしゃれを楽しんだ。最近は、若者にタトゥーが大流行。 でも、あの、色はあまり好きじゃない。 くすんでる。 それに、いやになったとき、どうするのよ? 削れないでしょ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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