読まなくてもいい話

ニューヨークはすごく汚れていた。街全体古くて汚い。
最近久しぶりに、東京に行って、渋谷を朝早く歩くと、
街の全部が汚れていて、ああ、ニューヨークみたいだなぁと、感じる。
ただ、ニューヨークは、街の建物は、１００年も経った豪壮なものが多く、
高いビルは、上の方が雲におおわれていたりして、見えなかったりする。
渋谷の街は、ただ、汚くて、建物も安っぽい。

その頃、小学校２年生だった小さな孫が言う。
「お婆ちゃん、ニューヨーカーはね、シャツをズボンの外に、
だら～っと出してるの。よそから来たひとは、
シャツをズボンの中に入れてるんだよ。そこが違うんだ。」

ニューヨークの街は、古くてすごく汚れて汚いのだが、
ニューヨーカーも、なんだか薄汚い格好の人が多い。
全員汚れてみえる。そういうファッションが流行ってるのは
汚れた街にマッチしてるからだと解った。
日本人が真似しても、日本の街には、似合わない。
日本は、美し過ぎるから。

でも、渋谷には、似合う。だって街が汚れてるもの。
我が生まれ故郷が、汚れていて、残念だ。悲しい。でも、大好きな街。

現在住んでいる街は、美しい山にかこまれて、海もそれほど遠くない。
大きな河も流れ、清らかな空気の中を風に吹かれながらの暮らしで、
感謝の毎日なんですけど、

本当はニューヨークが一番好き。数年前に終わった
アメリカのテレビドラマ＜SATC＞みたいな、元気印のお姐ちゃんのように
ピンヒールで、闊歩したいものです。

to be continued ！