恭平の所属チームとの対戦のはずが、恭平チームが人数集まらず＆N-WORKSも集まらずで、急遽、郡君が交渉したチーム（FC.ROOTS？）との練習試合となった。参加者は、加藤、田中、郡、菱田、江藤、佐々木ヒデ、荒明良、林恭平、手取屋、松沢、助っ人3人。20分を3本やったが、猛暑の前回とは打って変わって、寒風ふきすさぶ中でボールを追うことになった。
　さて、対戦相手のFC.ROOTS（仮称）だが、ストイックな求道者の印象を受けた。個々のレベルが非常に高いチームで、なおかつワンタッチ、ツータッチで捌くために、なかなかボールが奪えない。DFラインからビルドアップされ、こちらのゴール前までは、ほとんどミスなくボールを繋がれた。ただ、強風の影響もあったかもしれないがフィニッシュに繋がるパスの精度を欠いたため、ギリギリのところでボール奪取やクリアすることが出来た。最後までパスで崩すことに対する美学のようなものを感じたが、ゴール前で勝負をしかけたFWに対して「そこでドリかよ！」みたいな反応をしていたのを見たら、ちょっとイヤなチームだとも思った。が、個々の球際の技量（奪われない＆奪う）には見習うべきものがあったのは確か。
　さて、ゲームの方はFC.ROOTS（仮称）がボールを支配しつつも、フィニッシュの精度を欠き、2本目を終わって両チーム無得点（＝最近の定番のような展開）。風上にたった3本目では、恭平の好パスから松沢がワンタッチで得点。さらに、恭平が中盤でボールを奪うやいなやループ気味のロングシュートを決めた。ただ、2得点とも、相手GKはこちらから貸し出した加藤がつとめており、かわいそうではあった。3本目はFC.ROOTSもミドルシュートとCKからのヘッドで2得点した。前節の活躍で注目された荒明良は、相手の腹部付近を蹴って申し訳なさそうに「うぇへへ」と笑ったくらいで、大きな活躍ができなかった。この日のMVPは2つの得点を演出した林恭平だった。