カテゴリ:音楽
それはやはりこのアルバムが聞きやすいフュージョンミュージックでは全くなく、どちらかと言うと プログレッシブ・ロックフュージョンと言った方がいいサウンドになってるからです。 ピンクフロイドやラッシュにアラン・ホールズワースやジョー・サトリアーニが入った感じで、今まで以上に複雑でドラマチックな展開とスケール感の有る音作りになっています。 たぶんほとんどの人は、良く分からないと言ってしまう危険性があります。 でも音楽性やテクニックの向上心がものすごくあるギターリスト、ベーシスト、ドラマーの人には 是非聞いて頂きたいですね。 緻密な構造をみせる音作りと高度なテクニックで鳥肌が立ち、感動する事間違い無しです。 このアルバムは1990年に作られた作品で、「MOTHER EARTH "IT'S NEVER TOO LATE TO START AGAIN"」 母なる地球~やり直すには遅すぎる事は無いと言う題名で、環境問題をテーマにした3部作の第1弾です。 1曲目『AWAKENIN'~I DON'T GO FOR THAT』 圧倒的なスケール感とドラマチックな展開に 感動する事、間違いなしの大作です。渡辺健さんはゲディ・リーを超えています。 2曲目『DEJA VU』と3曲目『SHADE OF THE MOON LIGHT』と5曲目『THE RAINS』 は、昔のアラン・ホールズワースを彷彿させる和田アキラさんのプレイに脱帽。 4曲目『FLOWING IN THE WIND』 懐かしい感じがするメロディーと心地よい風をイメージさせるギターバッキングが魅力の曲。メロディーはギターシンセ使用。 6曲目『IN THE STREAMLINE』 静けさに満ちているが何か熱く燃え上がる物を感じさせる曲。 7曲目『KIKI(A FLYING GIRL)』とても穏やかで優しい気持ちになる曲で、渡辺健さんがベースで弾くメロディーが心地よい。この題名は魔女の宅急便のキキか? 8曲目『CALL OUT MR,M.K』 MR,M.Kとはドラマーの木村万作さんの事で、素晴らしいドラムプレイが聴けます。 9曲目『MOTHER EARTH』 私達は大自然とどの様に付き合っていかないといけないか考えさせる内容で、今地球の危機を救えるのは人間だけなのだ、遅すぎる事は無いまだ間に合う、と言う深いメッセージを持つ歌です。 かなりマニアックの感じが有りますけど、洋楽のプログレッシブロックしか聞かない人等にもこんな凄い日本人アーティストがいる事を知ってもらう為に聞いてもらいたいですね。 PRISM/MOTHER EARTH お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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