カテゴリ:健康・スポーツ
安藤、荒川、村主、3人の表彰台への挑戦が終わった。今回は残念なことに誰も台に上がることはできなかった。優勝は、イリナ・スルツカヤ。貫禄の優勝。今日のフリーは昨日のSPよりものびのびと躍動感ある滑りで、演技の途中から優勝できると確信しているかのような余裕ある滑りであった。さすが、である。
期待された安藤であるが、顔つきが昨日と比べて気迫が無いと感じられた。日本中のプレッシャーが17歳の背中に掛かっていたのだから、かなりの精神力が必要だろう。不安気な表情と、昨日に比べて地味なメイクが、本人の緊張の大きさを物語っているようだった。スタート位置に着く前から、自分が滑る訳でもないのに、すごくどきどきした。曲が始まって、やはり昨日よりもスピード感がないように感じられた。しかし、1つ目のコンビネーションジャンプは成功。次が4回転のサルコウだ。しかし、4回転は封印し、トリプルでまとめてきた。しかし、その後のジャンプの着地を若干ミス。その他、小さなミスが見られた。最後まで緊張が解けない滑りで演技を終えた。 本人的にも若干失敗したと思っていたのか、演技後観衆に向かって挨拶する前に、ちらっと舌を出してみせた。 得点が出た。思いの外、低い。そこまで悪くなかったと思ったが、点数が伸びず、村主よりも総合で下の順位に下がってしまった。残念。 イリナ・スルツカヤは、この安藤の演技の後であった。もし、安藤が4回転を決めてきていれば、スルツカヤはプレッシャーで焦り、演技を失敗していたかもしれない。しかし、安藤の失速が、スルツカヤの気持ちに大きな余裕を与えたことは間違えない。その結果、ほとんどの選手が何かしらプログラムでミスを犯している中で、彼女だけはノーミスで滑り終えた。圧巻であった。 1フィギュアファンとして、今回日本人選手が全く3位以内に入れなかったということは、残念な結果であったが、これからの目標というのが明確になったという点に置いては、収穫があったのではないか。 それにしても、フィギュアは難しい競技だ。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 19, 2005 11:46:11 PM
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