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常磐0119

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2009年06月19日
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カテゴリ:小説
連載小説『女神たちの賭け事』2

「ベターの尺度」


             **********

結婚相手はベストじゃなくて、ベターな人を選ぶんだよ。
そうしなきゃいつまでも結婚できないよ。

誰かが言ってたその言葉、それは私も理解できる。
もっともっとって思っていたらきりがない。
それにそんなに好きになってしまったら、冷めた時の落差が激しい。
熱することもなく、冷めることもなく。
結婚にはそんな愛情が大切なのだ。
見るからに燃えている、そんな愛は刹那的だ。
刹那的だから燃えるのか、燃えるから刹那的なのかわからないけれど。
そんな愛は結婚には無用なのだ。
だから私は「ベター」な相手を探す。

でもベターって、どこまでがベター?
どこまでが妥協の範囲なの?

ベターはベターなりに難しいのかもしれない。
もうちょっと優しい人がいるかもしれない。
もうちょっと給料がいい人がいるかもしれない。
もうちょっとスマートな人がいるかもしれない。
そう思うのは、ベストを探すよりも、曖昧で不透明だ。

心燃える愛じゃなくていい。
穏やかな愛がいい。
ベターな愛がちょうどいい。
・・・・はずだ。
そう思ってるのにいろんな疑問符がわいてくる。
そして私は、昨日夢で出会った、
心燃える相手のことを、考えている。


*************************************


これは私の結婚観でもあります。
私はその人うんぬんより、その人と築く生活が平和であるか、幸せであるか、そこに重点をおいています。
でも夢の中で愛しいと思う人は、絶対平穏な生活とは無縁そうな人だったり。
夢の中の私が、本当の私なのかなあって、ちょっと思ったり。





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Last updated  2009年06月19日 14時33分55秒
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