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カテゴリ:ドラマ
さて早いもので「ちりとてちん」もとうとう明日が ファイナル。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァンわ、私の朝の楽しみはどうしてくれる? 喜代美ちゃんをはじめ、和田家、小浜の人たち、徒然亭&寝床の人たちと逢えなくなっちゃうの、( ;´Д`)いやぁぁぁぁぁー! とガタガタ騒いでNHKに投書しても、とっくの昔に収録終わってるよ! てなわけで、最終回を前にしたプチファイナル。まじめに「ちりとて」話、行きます!
喜代美ちゃん(貫地谷しほりさん)は、高座で思い出の噺「愛宕山」をかけ、突然引退を表明します。理由は 「今までお母ちゃん(和久井映見さん)は、人の世話ばかり焼く、つまらない脇役人生を送ってきたと思っていた。でもそうではなかった。 お母ちゃんは太陽のように、いつもまわりを照らしてくれている。毎日毎日。それがどんだけ素敵なことかわかった。どんだけ豊かな人生か、わかったんや。(中略)私・・・お母ちゃんみたいになりたい。お母ちゃんみたいになりたいんや。」 ※NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」下巻 藤本有紀作、青木邦子ノベライズ より一部引用しました。 最初感じたこの流れは、私も一応職業持ってる人間のはしくれです。 「ちょっと待て、子育てしながら普通に働いてる女性だって一杯いるぞ!その人たちは正しくないってことかい?」 とちょっと疑問に思ってしまいました。 でもちょっと考えたら、 たまたま、「子育て」「職業」「専業主婦か兼業主婦か?」と重なってしまったのでそっちのほうに目が行きがちなんですが、喜代美ちゃんが結論出したことはちょっとその流れと違うような気がする。 喜代美ちゃんは、いつまでたっても自分は脇役で、お母ちゃんに反発する形で家を出て、やがて落語家となり自分の力でスポットライトを浴びる人生を掴み取りました。その彼女が、落語家を捨てて「みんなのお母ちゃん」になる決心をしたんです。ひょっとしたら、 「スポットライトを浴びる華やかな生き方だけではなく、その人たちを支える生き方も素敵な生き方」 ということなのかな?それは男も女も関係ありません。 一応私が以前つとめていた職場は、まさしく「スポットライトを浴びている人たちを支える仕事」です。世間知らずの私がただなんとなく入った職場だったのですが、正直華やかでちやほやされてる先輩や同僚がうらやましくてねたましくて、職種が違うとはいえ、卑屈で不満ばっかり持っていたことがありました。そんな私に気づいた先輩が、私にも自分の華やかな仕事を手伝わせてくれて、私もちょっとだけスポットライトを浴びたことがあります。(本当にその先輩に今でも心から感謝しています。楽しかった。) でも、私が「スポットライトを浴びる華やかな生き方だけではなく、その人たちを支える生き方も素敵な生き方」であることをもっと早く気づいていたら、もっと何かできたのかな。つくづく私って、わがままだよね・・・ 喜代美ちゃんは、つまづいたり、よろけたり、あきらめたりしながらその結論に達したわけで、悔いはないのでしょうが、私は・・・完全にそう割り切るまで時間かかりそうかな。 私は「お母ちゃんみたいになりたいんや!」は、華やかとはいえなく、スポットライトを浴びる人を支えてて、ちょっと卑屈になっている人への応援歌のような気がします。
ちなみに私の母も、糸子お母ちゃんなみとは言いませんが、やはりすごい人です。反発することもあるし、弱いところもありますが、尊敬しています。 もしこの日記を読んでいるお客様の中で、親と同居している学生さんがいらっしゃったら。 どんなんでも、親って本当に、ありがたいぞ。 それだけは本当だからね。
(P.S)この日記を読んでいただいている方の中で3月18日「2008年ハム1軍選手ノート(捕手編) を覚えている方がいらっしゃったら。こちら 高橋さんの項にある「おかみさん」「お母ちゃん」にあえて注釈をつけなかったのですが(『ちりとて』のネタバレになるのをさけたかった)、こういう意味です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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