パラダイムの変遷
昔 経営学の勉強をしているときに、人間関係論という言葉に出会いました。人間関係論では,人間をさまざまなタイプに分けて、行動を説明していました。ところで、最近、変な事件が多いと思いませんか?この現象を、人間関係論とまではいきませんが、私なりに考えてみました。まず横軸と縦軸で田んぼの田をイメージしてください。横軸は心の成熟度を示します。左は幼い心で、,右にいくにしたがって成熟度を増します。縦軸は組織への依存度を示します。下はかなり依存度の高い人で、上にいくにしたがって組織から開放されます。私は組織への依存度の高い人を「電車型人間」、低い人を「自動車型人間」と呼んでいます。すると田んぼの田のマトリックスができます。左上は、心が幼い自動車型の人間像 左下は、心が幼い電車型の人間像右上は、心が成熟した自動車型の人間像 右下は、心が成熟した電車型の人間像一般に大人は右側に、若くなると左へ分類されます。今の若者の多くは右上の箱に入ってくるでしょう。心が幼いわりには、組織に属さず放蕩息子やわがまま息子になっている例が多々見受けられます。他方、団塊の世代に代表される大人たちは右側に入りますが,心が成熟した電車型の人には、定年になって組織から離れると、あっというまにボケてしまいますケースが多いようです。他方、右上の心が成熟した自動車型の人は、定年を楽しみにしていて、会社から離れても、自分で自動車を運転するようにおおいに残りの人生をエンジョイしていけます。私は右上の中を目指したいですね!!ところで,最後に左下の心が幼い電車型の人間は、今、世の中で一番、生きていきにくいタイプになっているのではないでしょうか。なぜなら、自己責任の時代とか格差社会とかいわれるように、世の中の動きは電車型の人間から自動車型の人間へ大きく軸を移しています。このため、この箱に入るタイプの人は置いてきぼりをくった感じがしているのではないでしょうか。私は、最近の少年犯罪の犯人のタイプは左下の箱に入っていると感じています。以前は、この箱に入っている子供がいれば、家庭や地域といった組織が子供たちに安らぎを与えていました。しかし今は、地域の関係が壊れ、家庭までもが崩壊している例が多々あります。少子、高齢化の進展で、日本も、益々ヨーロッパやアメリカのように「個」の時代になっていくのでしょうか。最近、映画の影響ではありませんが、昭和30年代が非常に懐かしく思い出されます。本当は、図解で示したかったのですが、そこまで、能力がなく残念です。興味を持った方は図にしてみてください。子供のころできなかった遊びを自分の子供とやっている清水善規 でした。ラジコンを飛ばす、広場が欲しいよう!!!!!)