青い三角定規
テレビから哀しくて辛いニュースが流れてきました。フォークグループ「青い三角定規」の元メンバーで無職の高田真理さん(59)が、マンションから飛び降り自殺で亡くなりました。所持していたバックには、友人に宛てた「死にたい」という内容の遺書が入っていました・・・・・・・「青い三角定規」のヒット曲「太陽がくれた季節」は、学園ものテレビドラマ「飛び出せ青春」の主題歌です。作詞 山川啓介 作曲 いずみたく 1972年(昭和47年)君は何を今 見つめているの若い悲しみに 濡れたひとみで逃げてゆく白い鳩 それとも愛君も 今日からは ぼくらの仲間 とびだそう 青空の下へ青春時代とは苦悩多き日々の連続でしたね。あとから思えば、何を悩んでいたのか、何を怒っていたのかと思っています。私の青春ドラマは苦悩と汗と涙が満載でした。何故か当時はラグビー部が一番なのですが、私はバレー部です。五稜郭の外堀を走って、榎本武明、土方歳三に向かって叫んでおりました。うさぎ跳びをして、真っ赤な太陽に向かって叫んでおりました。君は何を今 待ちつづけるの街の片すみで ひざをかかえてとどかないあの手紙 別れた夢君も今日からは ぼくらの仲間 とび込もう 青春の海へ高田真理さんは、ミニバイクで酒気帯び運転をして女性をはねてしまいました。道交法違反などの罪で、現行犯で逮捕されました。そして釈放されておりました。そんなことから「青い三角定規」の再結成の話は白紙に戻っておりました。そして、とうとう自らの命を断つ決心をしてしまいました。人生はもはや生きるに値しないと・・・自殺だけが救いだと・・・・いう決心を・・・・・です。残念でなりません。青春は太陽がくれた季節君も今日からは ぼくらの仲間燃やそうよ 二度とない日々を…燃やそうよ 二度とない日々を…「若い時は二度とない」といつも言われて育ってきました。また息子にもそう言っている私がいます。それは青春時代が長い人生の中で重要な決断を迫られる時期だということを、我々が経験的に知っているからなのでしょう。私も税理士を目指すことを決めたのもこの青春時代の真っ只中なのです。しかし、考えてみれば私の一生もまた二度と生きられないものなのですね。だから、「55歳も二度とない」まだ青春だ? と自分に言い聞かせているところなのです。テレビに映し出された団地は、今 私が住んでいるところなのです。安西節雄