税理士の売上原価
新年も、はや、半月以上が過ぎて、みなさんも普通の生活に戻ったことでしょう。さて、みなさんはどんな仕事始めだったのでしょうか?去年の暮れの積み残しの仕事ですか?1年の事業計画ですか?私の場合は、20年近く自分の確定申告からスタートしています。なぜか!! まず自分の去年を反省し、今年を新たな気持ちで,それもなるべく早くきりたいからです。自分の確定申告が3月の最終だと、今年も3ヶ月間、去年を引きずってやっているようですよね!毎年、自分の確定申告所を見ていて、「売上原価のない不思議な決算書だなァ!!」って感動しています。でも皆さん、なぜ、世の社長さんは我々の話を聞いてくれるのでしょうか。時給1万円の社長さんが、営業すれば1時間10万円以上稼ぐ社長さんが、なぜ我々の話を聞いてくれるのでしょうか?それは、社長さんの知らないことを知っていたり、社長さんのためになるアドバイスをしてくれると、世の社長が考えていてくれるからです。では、我々は社長さんに有益な話をどこから仕入れてくるのでしょうか?本、インターネット、講演、等々手段はいろいろありますが、それらを総称して研修から仕入れてくると言えます。私は、毎年、出来る限り研修会には参加しています。そして、1年間に受講した時間に、講師の平均謝金をかけて、売上原価を出しています。ちなみに、昨年は、59時間でしたので、講師の平均謝金を15万円とすると、私の売上原価は885万円となります。この売上原価と税理士報酬の比率は、高くなれば高くなるほど、GOOD!!としています。是非、みなさんも自分の売上原価を計算してみてください。昔、コンサルの会社にいたころ、先生が、常に言っていた言葉に ソフトはハード化すると、言う言葉があります。今の時代、ノウハウだとかソフトだとか言われるものは、砂上の楼閣で、あっという間にみなに知れ渡るという意味です。キツイですが、皆さん、是非、自己研鑽を積んで、社長さんに飽きられない存在になりましょう。たまには、真面目なことも書ける清水善規でした。