もう一つの5,000円軽減
電子政府の推進により、e-Tax(国税電子申告・納税システム)eLTax(県税電子申告)がだいぶ普及し始めています。国税については、平成19年分又は20年分のいずれかの所得税について自分の電子署名及び電子証明書を付してe-Taxで申告すると、最高5,000円の税額控除があります。これと同じような制度が登録免許税でもありました。オンラインで不動産の所有権移転・抵当権の設定、会社設立等の登記申請をすると、やはり最高5,000円の登録免許税が減額されるという制度が始まったのです。平成20年1月4日から平成21年12月28日までの期間限定です。これらの登記申請を行う場合、公的個人証明の電子証明書(住民基本台帳カ-ド)を持参して、司法書士さんのところに行ってオンラインでとお願いしてみましょう。また、登記事項証明書や登記事項地図・図面証明書交付請求書・印鑑証明書もオンラインで取り寄せられます。これも公的個人認証が必要ですが、残念ながら、日税連発行の電子証明カ-ドは利用できないようなので、税理士も住基カ-ドでの対応になるかと思います。尚、これはデ-タでの証明ではなく証明書の申請がオンラインでできるということで、書類は紙ベ-スの証明書が郵送されてきます。但し、直接法務局に行って申請すると登記事項証明書は1,000円ですが、オンラインは送料込みで10枚まで1通700円(10枚超は5枚ごとにプラス200円)と安くなります。登記事項地図・図面証明書交付請求書・印鑑証明書はどちらの申請方法の場合でも各500円です。多少時間がかかりますが、経費節約にはなりますね。今年に入り、法務局に行く機会があり上記の5,000円の登録免許税減額を知りました。自分で登記事項証明書等のオンライン申請ができるようになればいいと思います。昨年は、このソフトをインスト-ルしようとして、Javaがジャマして現在頓挫中なのです。eLTaxのオンライン届出の時にJava で苦労し、ナ-バスになってしまいました。確定申告が終わったら、再挑戦しようかと思っています。by清水七都子