四川大地震お見舞い申し上げます。
5月12日に発生した中国・四川大地震は、内陸で起きる活断層型の地震としては世界最大規模に及ぶとか。どのくらい大きいのかというと、地震の規模をより正確に示すモーメントマグニチュード(Mw)でみると、四川大地震は7・9。阪神大震災は6.9で、地震のエネルギーは阪神大震災の約32倍となるそうです。そして地震により、長さ120km、幅40kmで最大15mもずれた断層が生じ、遠く北京や上海までも地震の揺れを観測したということです。阪神淡路大震災(1995.1.17)では断層帯は50km、新潟県中越地震(2004.10.23)のときは、長さ20km、幅10kmの断層ですから、被災地域はずいぶん広いことがわかります。地図を見ると、成都市から北京または上海までの距離は、青森から鹿児島間の各先端までの直線距離とほぼ同じくらいとなっています。日本列島すっぽりといった感じです。四川省の面積は485,000平方キロメ-トル、人口は87,225,224人、日本の面積が377,835平方キロメートルで人口は127,767,945人です。やはり中国は大きいですね。テレビで震災の悲惨な映像をみます。しかしそれは、視覚だけで、音や臭い、瓦礫の山や余震の恐怖感、気温や食事の状況など現地に行かなくてはわからない情報がたくさんあります。想像力を働かせて、現地の被災者の皆さんの恐怖・悲しみ・苦労を少しでも理解したいと思います。私は、最近、台風・竜巻・地震など大きな自然災害が起きると、自然に逆らって生きている私たちに罰が下されているように感じています。まだ、被災状況の把握も十分にできていない段階ですが、その後の力強い復興を心からお祈りいたします。母なる大地が大きく揺れ動くのは逃げ場もなく、本当に恐ろしいことと思います。改めて被災者の皆様にお見舞い申し上げます。清水七都子