煎り大豆
各ご家庭で1年間に煎り大豆を買う機会はどの位あるでしょうか? おそらく、大半の方がそうであるように、私も節分の時の1度キリでした。 2年前の節分の日、長男が言いました。 長男:「お母さん、オレこの豆好きだから、いつでもいっぱい食べたいんだよね。」 私が産んだ子とはいえ、言ってくれないと分からないことは山ほどあります。 そうだったんだ~! 煎り大豆が好きなのに、年に1回、しかも歳の数しか食べられないんじゃ、そりゃあ告白したくもなりますよね。(笑) 母:「じゃあ、これからは普段にも買っておくね。」 その後、近所のスーパーに行きましたが、煎り大豆は季節商品なので節分が終わるとパッタリと店頭から姿を消してしまうのです。 何件かお店を回りましたが、やはりどこも節分の時期しか置いていないと言うのです。 なんとも悲しい、煎り大豆の悲劇。 おつまみやおやつとして年中食しても全然問題ないのに、「鬼打豆」のイメージが強いだけにシーズンが終わると注目度ゼロです。 長男の願いを叶えるべく、その後も煎り大豆を探し回りました。 灯台下暗し。プロペどおりの乾物屋さんの店頭に発見! それからは、我が家には、常に2、3袋の煎り大豆が常備されています。 しかも、好きなのは長男だけじゃなく、長女も次男も。 育ち盛りのキミたちに、良質のたんぱく質をたくさん摂って欲しいと思う母なのでした。 さいとうれいこ