結果が全て・・なの
最近よく考えることがある。「結果が全て・・・・・・」なのか当初 理化学研究所は「結果は揺るぎない・・・」と言っていた。けれど、結果オーライであればプロセスを無視してよいのだろうか。「デート中も考える」 「かっぽうぎ姿がかわいい」 「研究室はムーミン」研究に関係のない話題が紙面を賑わしていた。記録を盗用したって。データを捏造したって。文章のコピペしたって。悪いことをしても「バレなければいい」と思ってしまう この感覚。たとえ世間は騙せても、自分の心は「うそ」であることは分かっていますよね。努力しても結果が出ない時だってある。努力しなくても偶然にいい結果が出ることもある。目をつぶって バットを振ったら たまたま 当たってホームラン。なんてね。でもね、偶然に当たったホームランなんて「自分をほめてあげたい」なんて思わないでしょう。自分の中には「天使」と「悪魔」がいる。悪魔は囁くのですね。「こっちの水は甘いぞ・・・・」しっかり準備をしてプロセスを踏んでいけば、結果が悪くとも「たまたま結果は出なかったけど、お前はよくやった」ときっと評価してくれるはず。天使の声に耳を傾けられるか、それが その人間の分れ道になるのではないだろうか。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に同時通訳の第一人者・長井鞠子(70歳)さんが出演していた。彼女は「準備を怠らない」として 徹底的に取材して調べ上げていた。福島から世界に発信する国際会議に密着していた。たった一つの言葉「故郷」をいかに訳して伝えるか 苦しみ抜いていた。この 怠らないプロセスが 相応しい糸口を探し当てていた。世間はプロセスよりも結果を重視したがる。私自身も、プロセスよりも結果を尊重している。では、結果さえよければ、あとはどうでもいいのかというと、そうではありませんね。たまたま 税務調査が なかっただけなのですから。○○○○細胞が 再現されても すべてが 不問とはならないでしょう。私は 宝塚歌劇や 他の舞台をよく観に行く。出演者が ステージに立つまでに どれだけ 作品を 作り上げてきているのか。 プロセスは 見えない見えないけれど出演者と観客がひとつになり感動のフィナーレを迎えた時、素直に「ありがとう」が言えるのだ。また 3月30日の日曜日がやってきた。「○○○○の場合」は あまりにも おバカさん・・・・・安西節雄