税理士の取説
29日の日経の「税金考」という特集で日本企業が税と向き合う場面が増えるとの掲載がありました。トヨタ自動車は国際税務の実務家が常務役員に、キャノンでは元国税庁長官を社外取締役として招かれ、海外取引の課税トラブル回避の対策をしようということらしいです。また、流行りのROE数値の向上を目標値に掲げ、適宜な節税対策や固定資産税のチェックにも注目しているとのことです。同日の埼玉県内の記事では、和光市で大手監査法人に勤務する公認会計士を任期付き職員として採用したとも。目的は複式簿記の導入対策や職員研修で、総務省の地方自治体の複式簿記導入の準備です。これを見て、税理士にも新たなニーズが生まれつつあり、まだ気づかない活躍の場が掘り起こされる可能性を感じました。税理士を利用する方も、利用される方も、税理士の特性にもっと着目して、柔軟な取扱をするように考えていったら、意外なニーズが出てくるかもしれないと思いました。ところで昨日はスーパームーンの美しさに浸りました。お月さまをじっと見ていると 幻想的な光の中に吸い込まれそうで 世の中のことなど どうでもよくなってくる感じがします。 清水 七都子