新NISA対策
2024年からスタートした新NISA.これを機に新NISAで投資を始めた社長さんたちが多くいます。ただ 新NISA投資を始めたとっかかりは 金融機関からの勧誘でしたけれど。最近は 高齢者も ネット証券・ネット銀行を 始めている方も多くなりました2025年問題に加入している 私自身も SBI証券 住信SBIネット銀行を開設しており 妻は 楽天証券 楽天銀行を開設しています.ネット証券を初めてみて 思うことは 紙での通知は一切来ないということ.すべてのデータはパソコンの中にあるのです。取引は電子化されていて「取引報告書」「支払通知書」「特定口座年間取引報告書」等はパソコンの中で随時確認することができます.資金の移動も 埼玉りそな銀行から振込手数料が無料で即時に振込が完了し, 株式やファンドの買付が可能なのですね。こんなに便利になったけれど その反面 秘匿性が高まり 資産が隠れてしまう可能性が出てきます.相続の問題ですね。紙での通知が一切ありませんので 相続人は被相続人の保有している資産がどこにあるのか把握できないということになります。 「デジタル資産」にはネット証券以外にもFXや暗号資産(仮想通貨)等があり,その存在を把握することは容易ではありません。私の子供たちは 長男は 楽天証券 次男はSBI証券で新NISA口座を開いているようなので いずれは 私のIDとパスワードは共有しようと思っています。新NISA利用者が死亡した場合の取り扱いは次のようになります① 新NISA口座ではなく特定口座で受けとることとなる② 一度相続人口座に移管しないと売却不可③ 死亡後遅滞なく証券会社へ書類提出④ 被相続人と同じ証券会社の口座が必要⑤ 死亡時の評価額が相続人の取得価格となる 相続開始するときのために家族同士で備えておくこと① 家族同士で新NISAに関する情報を共有すること② 家族同士で資産運用に関する考え方を共有すること③ 遺産分割等の終活を実施すること④ 相続税対策の検討をすること⑤ 相続人のNISA口座の活用を検討すること 具体的な対応は 税理士さんに相談してください箱根は 秋の気配 (仙石原すすき草原) 安西節雄