水戸黄門(38) 第14話 最後の恩返し
内容浜松藩家老・大杉喜内は、慌てていた。将軍家拝領の家宝の黒楽茶碗『霧雨』が盗まれてしまっていたのだ。茶会の日まであとわずか。市中を探すも、まったく見つからず。責を負い切腹しようとしていた時、妹の綾が現れる。そして、、、助さん、格さん。。。少し前、ならず者に絡まれている所を、救っていたのだった。話を聞いたご老公は、任せろと。。。その話を偶然聞いていた、盗人の猿の儀十は驚いていた。まさか、自分が盗んだモノで、命の恩人が。。。儀十は、家老に返すため、隠していた場所に行くが、後をつけていた謎の男に奪われてしまう。男は、大名家の家宝だけを狙う盗賊団『山猫』の一味のひとり。裏には、廻船問屋・春木屋と郡奉行・吾妻佑京がいた。。。↑今回は、ご老公一行のことを、弱くしてみました。というのも、実際、ここのところの数シリーズは、一行の関わりが弱いんですよね。ストーリーで楽しませると言うことに重点を置いているためだと思われます。そのため、、1回くらい、こんなコトしても良いかなぁ。。。ってたとえば、今回のお話家老の大杉と、盗人の儀十身分を超えた、人間関係・友情を描いています。『命の恩人が、自分のせいで死のうとしている!』ってことで、牢から、火事で焼き出され帰らなければ、獄門にもかかわらず、命がけで、大杉と救おうと。。。そんな、良い話。まぁ、、、死んじゃうってのが、良いのかどうかが微妙と言えば微妙ですが、『命』を賭けたのだから、そういう顛末のアリでしょう実は、このシーンも、最近の水戸黄門では頻繁に使われているネタ。以前ならば、よっぽどのことがない限り人は死にませんでしたが、盛り上げのために、やることが多くなっています。キレイ事を無くそうとしている一面なのでしょう。とはいえ、最後の大立ち回りの痛快さだけでなく、たとえば、今回。女性と出会うというシーンがあったため、助さんが張りきったり食事のことで大騒ぎの新助がオバカさんだったり弥七が、正義の天狗だったりと、一行のお話も、キッチリと描かれています。ただ1つ。気になった部分もないわけではない。それは、家老がいるのに、家老に裁きをさせず老公『藩公から、厳しい沙汰があるであろういつもなら、、、、家老にやらせるんだけどね。。。。。結構気になりました。最終的にご老公に、驚かされた殿様『このような土塊を家宝とするのも良いが 誠の家宝は、そこな家老・大杉喜内や 藩を思う家臣や領民 それを見極めてこその、藩主ではありませんかなこう言うことも、水戸黄門ですね(^_^)bというわけで、今回も作り込み、人情などを感じることが出来て結構おもしろかったと思います。このバランスなんだよね。ホントは。出しゃばらなきゃダメ、出しゃばりすぎてもダメ。最近はこれが絶妙で、傑作が多いです。まぁ、そろそろ、誰かのネタも見たいけどね。次は、飯田これまでの感想第13話 第12話 第11話 第10話 第9話 第8話 第7話 第6話第5話 第4話 第3話 第2話 第1話