刺客請負人(2) 第8話(最終回) 明るい方へ
『明るい方へ』内容徳松(柄本明)から、仕事の頼みを受けた刑部(村上弘明)それは、根津の廓・藤屋の女郎・お染(中林果南)が、敵討ちをして欲しいと。20年前のこと。。お取りつぶしとなった日田藩の元藩士、佐久間忠兵衛が親友の貴志伝左衛門に殺された。そのうえ、、金を持ち去り、一家は路頭に迷い、、お染は女郎へ、。。。その貴志を江戸で見たという。木戸番の嘉助(米倉斉加年)だった。刑部は、嘉助に会いに行き事情を聴くと、生活に苦しみ、ついやってしまったと。。。それから、親友殺しを後悔し、日々供養に生きていた。刑部は、すぐに斬るにはと。。。お染に会いに行き、すべてを話する。翌日。。伊十郎(山田純大)が、刑部の元へやって来る。お染が殺されたという。そして現場には『まつば』の血文字、、、刑部は公儀から追われることになってしまうのだった。だがすぐに、刑部は理解する。。それが嘉助の企みであり、嘉助が、闇法師の頭目であることも。決意を固めた刑部は、木戸番に乗り込んでいくと、そこには、お吉(若村麻由美)がいた!!そんななか、、白蝮の道八(本田博太郎)がやってくる。道八には隠していることがあった。。。。。敬称略お静『断ち切れないなら、背負って歩けば良いんですよ 明るいほうへ。。。その言葉が、全体を動かした感じだ。闇法師を断ち切るために共闘を決めた、お吉と刑部。お吉『助っ人を頼みたいと刑部『わかった、、だが 報酬はいらない。 闇猫のお吉が闇を捨てる約束 明るいひだまりの元へ、歩く約束が欲しいお吉『いいだろうそして、、討ち入りですね。刑部『俺はまだ、お染殿の頼みをはたしてはおらぬ 貴志伝左衛門、、いや、、闇法師を斬る そして、これを最後の仕事としたいということです。ま、、、最後は、道八のワナで町方に囲まれる刑部『死なせはせぬ 助っ人をしたからには、報酬を払ってもらうぞ 俺が先に斬り込み、道を開く お前はその後ろを走れ 明るいほうへと、走れと、斬り込んでいく刑部。死んだ証拠も、捕まった証拠もなく、、、行方不明。。。とこのドラマらしいオチだったと思います。余韻の残るというか、、、もしかしたら、を感じさせるようで。今回だけを見れば、基本的に闇法師との戦いなので、理由付けのために『仕事』を持ってきてしまったのが、どうも、ゴチャゴチャした印象を受けてしまう部分ではあるが。伊十郎、お静をはじめそれぞれのキャラを上手く利用していたのは確かだ。前シリーズよりも『仲間』、、、いや、『友情』を感じることが出来たし。まぁ、納得の最終回だったかな。魅せる所は魅せた感じで、楽しかったです。ちょっと、強引だったけどね(苦笑)さて、ドラマ全般を見て先ず驚くべきは、続編が作られたことだろう。確かに、数字はとっていたようだし、内容も良かったからね。それを受け継ぎ、新キャラを投入した今作。多少、前作との関連を忘れているような、ちょっとした部分の説明の少なさはありましたが、全般的に、どのお話も、人情をキッチリ描きながら、刑部らしさを出し切ったお話だったと思います。おしいのは、刑部の過去を描ききれなかったこと。これかな。。。前話は、そんな感じだったけどね。それでも、らしさを出して楽しいお話もたくさん。面白かったと思います。もし、次をやるなら、、ライバルは闇猫くらい、単純明快なほうが良いかな。闇法師は、分かり難かったし。そんなところでしょうか。これまでの感想第7話 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話