おみやさん(6) 第7話 禁じられた恋
『晩秋~初冬…古都の旅情が呼ぶ殺意!京町家を包む復讐の炎!!内容大原署の松木久幸刑事(池田政典)が、何者かによって石橋から突き落とされ、意識不明の重体。現場には、焼け焦げた跡のある墨壺が残されていた。その事を聞いたおみやさん(渡瀬恒彦)は、4年前クリスマスイブの前日に起きた事件を思い出す。宮大工の棟梁・竹本雄三(森下哲夫)の作業場が全焼する火災が発生。焼け跡から雄三の妻・紀美子(沖直未)の遺体が発見された。その頭部には陥没した跡。。。煙を吸い込んでいなかったことから、死後運ばれたと思われた。事件の2ヶ月前から別居状態の夫・雄三が疑われ、事情聴取を受けるが、その聴取中、心臓発作で倒れ、、そのまま帰らぬ人に。。。最重要容疑者の死亡により、迷宮入りとなってしまった。その事件を担当していたのが、松木刑事だった。現場から発見された墨壺が、雄三のモノであると推測し、娘・百合子(遊井亮子)に話を聞きに行くが、松木が事件にあったと聞き、動揺したままどこかへと行ってしまう。百合子の保護者で、現在の職場の雇い主でもある岡部玲子(藤真利子)によると、事件後も度々松木が、百合子を訪ねてきていたという。事件をまだ調べているようだった。そんななか、松木が捜査していたノートに、、『白いカラス』という文字。。。敬称略簡単に言えば、親友に恋人を奪われた女。それだけなら許せたのに、、、女は、、、ただのケンカだったのに、いつの間にか火事に。。。っていう感じか。ま、そこに捜査をしている捜査員と、容疑者として調べられている女性の恋を少し。全てあわせて、禁じられた。。ということだろう。動機自体は単純であり、事故から派生した印象のモノである。ただ、そこに、意味を持たせることで、怨恨に近いカタチの事故となっている。それ自体は、普通なのだが。どうも、結果的に犯人となる人物に、強い気持ちが見えないのが、どうも気になって仕方がない。これって、ミスリードをしてしまったことで盛り上げているまでは良いが、その回収ミスじゃないのかな。。。。突然、ミスリードされた女性も、登場しなくなるし。宙ぶらりんのママ、最後の解決に見えてしまっているのだ。その薄さを気にしなければ、悪くはないが、今シーズンで、同じようなパターンのお話があったが、それよりも、人間関係が見えにくいために、若干盛り上がりに欠けている印象だ。特に『白いカラス』。。。コレ、有名なヤツですが、この言葉でのミスリードミスかな。。。強烈な言葉を入れているのだが、それに対応できるだけの描き込みがないような状態だ。セリフだけが空回りしているのに、それをネタフリとミスリードに使っている。もうちょっと、簡単でも良かったんじゃ?これまでの感想第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話