交渉人THE NEGOTIATORスペシャル 不可解な身代金
『交渉人SP~都内5ヶ所同時誘拐! 身代金115億5千万!?女刑事玲子が挑む医療テロ! 緊急ヘリ病院激突まで数分…衝撃の交渉!!内容市役所への立てこもり事件を解決した宇佐木玲子(米倉涼子)ら、SIT。犯人・田村直樹(マギー)も無事で、全て解決。そう思った次の瞬間、玲子は近くのビルから狙撃されるのだった。桐沢(陣内孝則)らは、すぐに救急車要請するが全ての車両が出払ってしまっている状態。そこに、若葉台記念病院の外科医・柚原恵一(風間杜夫)が現れ、処置。すぐさま、勤務している病院へと搬送される。数日後、、退院した玲子は、柚原に経過を見てもらい。彼らの大変さを身に染みる玲子。そんななか、都内の5カ所でほぼ同時に誘拐拉致事件が発生する。人質は5人。。。犯人から連絡を受けたSIT。要求された身代金は115億5000万だった!!目撃情報などから村岡美加(清浦夏実) 学生坂崎達郎(蛭子能収) 会社員中島利恵(谷川清美) 主婦三村留美子(安めぐみ)会社員加納ゆかり(黒木真耶)クラブホステス全く関連性が見あたらない5人。そのうえ、人質の中には、親友・三村留美子もいたためショックを受ける玲子。犯人からの連絡のなか、人質の無事を確認する最中ひとりの人質の身勝手により留美子が撃たれてしまうのだった。敬称略2008年01月期ドラマのスペシャルドラマ『自分の身勝手のせいで、見ず知らずの人の命が危険にさらされる 毎日のようにこんなことが起きているんです 知らない人なら、どうなっても良いのか医師の信念。誇り。だからこそ、許せなかった5人。『あの5人は罪を犯した 大学生の村岡美加は、バイトの時間を優先して 昼間の時間で対応できるのを夜間に来ては、急を要する患者を待たせた 会社員の坂崎は、医者から言わせればお門違いの医療ミスをあげつらい 多額の損害賠償を要求 主婦の中島は、臨月まで1度も検診を受けず 陣痛がきてはじめて病院へ駆け込んできて 他の妊婦分娩を待たせ出産。費用も払わず ホステスの加納は、ウソの症状を訴え、睡眠誘導剤を多量に出させた 三村留美子は、風邪で救急車を呼んだ日 救急車が出払い、危篤状態の少年が命を落としたそれを人質に最新医療設備を整えた病院になるはずだったのに厚生労働大臣四之宮久作(中原丈雄さん)の一声で、覆ってしまった。そして、そこにある贈収賄事件。ま、、、工藤(伊武雅刀さん)がいますので結末としては、納得感が生まれたかな。。そんな感じだ。ヘリの飛び乗ってしまうのはサスガに、ヤリスギではあるが、顔出しで進む犯人との交渉があったからこそ人質に関しての詳細なネタが、キッチリ描かれた感じだ。医療問題に関しても、納得感が生まれた。コレが、今回の一番のポイントであろうが、逆に、それが違和感であったのも事実。というのも、たしかに、『交渉』はしているのだが、かなり時間が短く、、、謎解きとアクションに見えてしまう部分が多い。そこが、どうも、物語の“核”であるはずの“交渉”が、曖昧になっているような気がします。だって、、“☆”って、、、そんなの、、わざわざしなくても同心円状に配置されていれば、分かる話だし。本来ならば、時間なんて、関係ないんだよねそう言う“無駄時間”があったために“交渉”が、中途半端になっては、全く意味が無いと思います。最終的なヘリに飛び乗りや、ヘリによる逃走にしてもそうだ。どうみても、無駄なんですよね。だって、“交渉”じゃないもん!細かい部分では、その悪意のない犯罪に対することは小ネタとしては、あれこれとしてネタフリされいる。だから、ものがたりとしては、納得感があるしまた、そのなかに、現代社会における“医療問題”を取り上げているのだから“連ドラ”のときの“犯罪行為”よりも視聴者的には、分かり易く、納得しやすいモノだったと思います。おかしな印象かも知れませんが、俳優さんが、体を動かしたかっただけにしか見えないモン(苦笑)それって、不必要なモノだからです。でもまぁ、全体としては、キッチリ作られているしはじめの事件からもつながっているのだから、悪くはなかったとは思います玲子『この世にテロ行為に対する見返りなど、なにひとつ無い 私の任務は、あなたの代弁者じゃない ひとりの犠牲者も出さないことの他ありません 脅しによる譲歩はしませんってのも、良い感じでキャラを出していたしね。。ホントはこう言うのを、もっと見たかったんですよね。。。。最後にヒトコト。もしも“次”やるなら、アクションは、、、無くしてね!それと、、あれこれとてんこ盛りにするのではなく交渉とチーム連携で納得感を生み出して欲しいモノです