世にも奇妙な物語2009 秋SP マンネリ打破。。。かな
『検索する女』内容OL岡崎加奈子(井上真央)は、ある日、とある検索サイトDicを見つけた。明らかに、誰も知らないような情報までアップされている!!そのDicは、合コンで力を発揮する。あるときの合コン。。。大森アキ(松山愛里)桐野美里(近野成美)と出席するのだが。。。大塚裕也(大口兼悟)。サッカー選手でも。。戦力外。宮内幸太郎(松尾諭)IT界の革命児だったが、、、、経営危機三宅亮(松尾敏伸)三宅財閥の御曹司!!!さえない感じだが、加奈子は三宅をGETしようとするが、そんなとき、Dicがもう一人の“三宅亮”を見つけ出す。殺人で指名手配犯!?そんなはずはない。。。。そんなやつが合コンになんて。。。なんと、、、誕生日も同じ!!まさか。。。。。思い切って警察に連絡を入れようとすると、背後に三宅!!友人達が、気を遣いふたりにしてくれたと!!その後、家に送ってくれると言うが、それはDicの情報通り。。。、タクシーに乗せられる加奈子。このままじゃ、、殺される!!!!隙を見て逃げ出したのだが。。。。。。。。。マンションに帰ると、そこに三宅の姿。隣室に引っ越してきたばかりだという。。。。。。敬称略天国か地獄か財閥の御曹司か、殺人犯か検索サイトの情報を信じすぎたばかりに。。。。。ま、ある意味、社会派というかそんな『今』を風刺するお話ですね。あきらかに、結果が見えているのですが、良い感じで見せない部分を作るなど、一定の面白さはあった感じ。気になったのは、テンポ良く進んでいるのに、途中、、CMを入れたこと。タイミング悪すぎ!『自殺者リサイクル法』内容ある日、ミキオ(生田斗真)はビルから飛んだ。すると、突如妙な集団にネットで助けられ。。。“自殺者として認定されました”と、、妙な場所へ連れて行かれる。目の前に現れた1人の女・自殺者リサイクル機構のカミヤ(りょう)自殺者リサイクル法に基づき、国の管理下に置かれると宣言。集められたのは、つまらない理由で死を選んだ者ばかりであるというカミヤ。“これから命がけの仕事をしていただきます。”賽が振られ、半数は臓器提供者としてリサイクル。残った者は“仕事”まで、生きることを強制。やがて、クスリを手渡される。。。。3分の2が口から血を吹き死んだ。新型ウイルスの特効薬の臨床試験。劇薬のためリサイクルさせてもらったと。そして、生かされた数人は、、。。。また“仕事”バスジャック犯の人質としての交代要員だった。交代後、すぐに突入すると告げられるミキオ達。銃撃戦の後。。。。。ミキオを含め、3人が生き残る。惨状を見てミキオは。ミキオ“人の命をもてあそんで良いのか!”が、、カミヤ“元々あなた自身ですよね、命を粗末にしようとしたのは”残された3人は、国立生物科学研究所に連れて行かれる。そこはテロリストに危険なウイルスがばらまかれた一室。設置された時限爆弾を解除しろと。“オレは死にたい”というミキオであったが、カミヤ“あなたは思っていますよね。生きたいと”一人の男(遠藤要)は防護服が破れて死に、残されたミキオと男(光石研)が解除に取りかかるのだが。。。。。。。。敬称略男“お前ぐらい、生き残れミキオ“こんなところで死ねるかよカミヤ“生き残ってしまった方、残念でしたなかなか、重いお話を、かなり面白いお話に。。。“奇妙な物語”に仕上げましたよね。最終的なオチも、良い感じだし。極端な設定ではあるのだが、生と死。。。らしく表現されたと思います。『理想のスキヤキ』内容西村和樹(伊藤淳史)には、こだわりのスキヤキの作り方のルールがあった。その和樹は、恋人の詩織(岩佐真悠子)の家にいた。詩織の両親父・正一(西村雅彦)母・緑(宮田早苗)に結婚の許しを得るため!食事が用意されていた。。。。。スキヤキ。。。。。。スキヤキには、家庭のオリジナリティがある。エリンギ。。。は許そう。だが、、父は、、“アレ”という。。。。一体、なに??ま。。何かあるのだろう。そして、スキヤキが、父の手で作られはじめるのだが。。。。。。。違う!!と、上手く誘導する和樹。良い感じになりかけていたのに、フタが!!神の時間が!!が!詩織に気付き、スキヤキがメインではないことを思い出す和樹。ようやく、食べる時間になるが。。。。。遠慮をしながら食べ始める和樹、エリンギもGOOD!気付くと、、、肉がない!!!スキヤキ素人が!!!怒る和樹であったのだが、結婚だ。。。結婚。。。。なんとか我慢をする和樹。こんな家族と家族になれない!!!そういえば、、締めがあった!もってきたのは、妙な黒いプヨプヨした丸いモノ!?いったい、なんだ????スーパーにもある!?お中元!?天然物!?鍋に投入される妙なモノ。。。。。。。。。。。敬称略まさに、“こだわりのスキヤキ”いや、、、理想のスキヤキですね。何が正しいのか、何が理想なのか人それぞれ。。。。やがて、変化していき。。。。なかなか、面白いお話。。。ある種、ヒューマンドラマのような(笑)正しいか、正しくないかではなく正しいモノを見つけていく。。。。そして突き詰めた先に、理想がある。そんな、妙なお話ではあるが、オモシロ味がありますよね。なんていうか、人間の本性を描ききった感じですよね。カメラワークや演出も面白かったし!コミカルなのにシリアスが見えるのも面白い部分ですよね『呪い裁判』内容日本の裁判史上初めて“呪いによる殺人”が裁かれる裁判。裁判員裁判だった。桐島雅美(阿南敦子)の依頼で、呪術師を名乗る辰巳イト(千葉雅子)が、白井有里(建みさと)を呪い殺したという。。。。。裁判員に選ばれた守河亜由(釈由美子)。弁護士を目指していたこともあり、呪いなんてあるわけ無いと亜由は取り組みはじめる。裁判が始まり。。。妙なことが起き始める。雅美の家のガラスが割れたり。。。証人の雅美が、映像による尋問を受けるが、突然。。。錯乱状態に。。。裁判員達(細田よしひこ、国枝量平、小柳友貴美、飯田孝男、垣内彩未)ら身にもそれぞれ異変が起き始める。亜由は反対するが、ついに、無罪。。。。そんななか、保育士の伊東雪菜(前田愛)から連絡が入る息子・佑樹(佐藤詩音)がオカシイと。。。。あわてて帰ると。雪菜だけでなく、夫・明(小市慢太郎)もいた。裁判は終わったのに、、イトが呪っている!?すぐに、イトの元に向かうのだが、意外な答えが返ってくる。“あなた呪われていますよ 呪いは空気のようにありふれています みんな知らず知らず、誰かを呪っているモノ”一体誰が????家に帰った亜由は、息子・佑樹から衝撃的な言葉を聞いてしまう。。。。敬称略人を呪わば穴ふたつ呪い裁判の裁判員に選ばれた女性。。裁判が終わってもオカシイ。。。。ま、そんなお話なのであるが。ちょっと、後付けの説明が過ぎた感じかな。たしかに、“空気のようにありふれています”と言う展開なのだが、呪いを感じにくい状態を描きすぎているため、恐怖感が裁判で伝わりにくい状態。もちろん、空気なので、そういうことなのであるが、もう少し、イトがやっているのでは??を強調した方が良かったんじゃ?惜しい感じかな。悪くない展開でしたけどね『夢の検閲官』内容いじめにより息子・幸太郎(嘉数一星)を失った女性・森崎明日美(紺野まひる)酒を飲めないのに。。。眠りについてしまう明日美。夢の検閲官(石坂浩二)は、安眠の危機を感じ明日美の夢の検閲を始める。歪曲、すり替え、象徴化などを行い、書記官(小林隆、菊池均也、永田恵悟、佐野賢一、吉田晋一)たちは、“安眠”が出来る夢に細工をしていく。。。退官前に、なんとか立ち直るきっかけを与えたいと考えはじめ、規則を破って、1つの決断をする。。。。。敬称略これは、今作だけでなく、“奇妙な物語”にとっても、かなり雰囲気の違うお話ですよね。ファンタジーっぽくもあり、ちょっとした、あたたかいお話でもあったりする。ただ、あまりにも奇抜すぎて、なにか、物足りなさのようなモノを感じています。もう少し、セリフによる説明だけでなく、女性の今までの人生を感じるような部分が見えていれば、違った印象だったかもしれませんけどね。ファンタジーとしては、シリアス過ぎるネタを取り上げているわけだし、シリアスな物語としては、ファンタジーが強すぎる感じ。“死”でなくても、病院で看病とか。。。そんなのでも良かったんじゃ?今回の5作は、ここ最近の“奇妙な物語”とは違うインパクトの強いモノばかりで、一気に、マンネリ打破を狙ったような感じだ。ただ、逆に、奇抜すぎるため、入り込めなかった視聴者もいそうなのが少し残念な感じですよね。もっと、明るいモノとか、分かり易いモノを混ぜてくるのが“いつも”なのにね!個人的には、かなり楽しいお話5本だったと思います最後にヒトコトCMを入れるタイミングだけは、なんとかして!!!