NHK土曜ドラマ 君たちに明日はない 第5話 迷い
『オモチャの男』“オモチャの男~天才開発者、非情解雇!内容必死にリストラ請負人として働けば働くほど、今の自分に疑問を感じ始める村上真介(坂口憲二)一方、自分の仕事に何かを感じ始め会社を辞めてしまった芹沢陽子(田中美佐子)そんななか、社長の高橋栄一郎(堺正章)から、新しい仕事を命じられる。クライアントは、老舗のおもちゃメーカー“ドンド”昨今のゲーム方面への進出を行っていなかったため、かなり苦しい状態。何とか、テレビ連動の玩具販売でもっているらしい。そのうえ今年で人員削減計画も5年目になったのだが、職人気質の社員が多く、クセモノ揃いでリストラが遅々として進まないという。真介は、アシスタントとして川田美代子(吉田桂子)を伴い、大ヒットを何度か生み出した社員の緒方紀夫(山崎樹範)と面接を開始する。いままでの仕事ぶりからすると天才肌の男のようなのだが、面接に遅れてくるだけでなく、まったく話がかみ合わない緒方。そのころ陽子は、実家の鹿児島に帰り、母・朋子(加賀まりこ)父・高久(山本學)と再会していた。。。だが、いざリストラ対象者であると話を始めると、なぜだか部屋を飛びだしていく緒方は、妙なオモチャを持ち戻ってくる。笑顔の緒方。やがて緒方の知り合いの少年・真一(吉武怜朗)から、子供の頃の真一(小林三起)と緒方の関係を知り、真介は緒方のオモチャへかける強い思いに、心を揺さぶられてしまう。迷いはじめる真介。。。。。本当にリストラをして良いのか??結果、真介は、辞めるべき人間ではないと緒方に告げてしまう。事態を知り、真介の正論を認めても、その真介の態度に激怒する高橋。ついに真介は自ら会社を辞める決断をするのだった。。。。。敬称略サクッと辞めて、今まで苦しんだ分をチャラにするか辞めないで苦しんだことを糧に前に進むか仕事をする人間として、魅力があるのは、どっちだろうな。自分の仕事に迷いを生じてしまった真介。もしかしたら、、、陽子と出会ったことで、なにかが変わったのかも。。そんなとき、目の当たりにするリストラした男・平山の末路。。。“ほんとうに、俺がやるべきことは?”ま、、、そんなお話である。確かに、今までやって来たわりに“なぜ、いまさらそんな感情が生まれた?”と言う究極の疑問は存在するのだが、陽子というリストラをする必要がない人間が、色々と動き回っている姿を見て、なにかを感じ始めた。。と、、好意的に見ることにしておきます。きっと、明らかに“違う人種”なのだろう。。。。だから自分でも生まれが感情の理由が分からず、“なぜ”と語っていますしね。とりあえず、物語は、主人公に変化が生まれ、何かを生みだそうとしている状態である。今回のリストラ話が、かなり中途半端な状態であるためその部分の違和感はあることはあるのだが、もしも、今回を含め、何らかのことで“これからに利用”するならば、これはこれで、良いのかも知れませんね。後は、次回。。。。どのような結末になるのか??と言う事とともに、その結末に向け、説得力のある説明がなされるのか???でしょうけどね。基本的に、オモシロ味のある仕事の部分と、主人公の悩みの部分をそれぞれに組み合わせて進んできた今作。キレイにまとまってくれることだけを願っておきます。これまでの感想第4話 第3話 第2話 第1話