科捜研の女(10) CASE.4 刑事の闇
『刑事の闇!歩行分析が暴いた殺意の謎!?』内容とある寺の境内で男性の変死体が発見される市内に住む三河真治(山田永二)。。。土門(内藤剛志)が到着すると現場にはすでに、捜査一課の沢郁夫(古谷一行)がいた。まもなく、やって来るマリコ(沢口靖子)ら、科捜研。近くには、毒物が入っていたと思われる小瓶。状況から何らかの毒物による中毒死と見立てる沢に、詳細は解剖後にと答えるマリコ。その直後、、、沢が過労で倒れてしまう。病院に運ばれる沢。。。。心配して駆けつける女性・武田凛子(小島可奈子)いったい、誰なのか??着替えなどを持ってきたらしいが。。。妙な印象を受けるマリコ。だが、そのことを聞いた佐久間刑事部長(田中健)は、土門に話をはじめる。捜査一課で、、、、沢に不倫の噂があるという。内偵調査をしろと命じられた土門だったが、拒絶する土門。やがて。。。、亡くなった三河が、毒物を扱う資格を持っていること。3ヶ月前に会社を解雇されていることなどから、自殺である可能性が高いことを妻・紀子(押谷かおり)に伝える土門とマリコ一方、土門に代わって沢の内偵をしていた権藤刑事(高橋光臣)は、沢が、、、広域暴力団・瀬田沼興業の塚原勲(木下通博)との接触を目撃。ヤミ金業者の塚原から、、、、金を受け取っていた!!佐久間刑事部長は、懲戒処分の対象になることを沢に伝えるが、あと1ヶ月で定年。。。と。。。“時間をもらえませんか”と沢は答える。その翌日。山中で、塚原の変死体が発見された。マリコは、状況から、青酸中毒により死んだと見立てる。ただし三河とは違い。。。瓶はなく。。。殺人である可能性が高かった。そんななか土門は、沢に対して疑惑を感じ始める。権藤が沢にまかれた時間から、塚原の死亡推定時刻。そして沢の帰宅十分に犯行が可能だと。三河の時も、所轄の刑事よりも先に沢が臨場していたこと。たまたま通りかかったと言うが、何かがオカシイ。その後、国持三郎本部長(大林丈史)の命令で、軟禁状態に置かれる沢。状況から、佐久間は、、、元上司の沢が罪を犯すわけがないと土門、マリコに、無実の証拠を見つけて欲しいと依頼するが、結果ありきの証拠探しは出来ないと言いきるマリコ。直後からマリコたちは、塚原の爪に残されていた微量の塗料について調査開始。その一方で、死亡推定時刻付近で、塚原が女性と接触していた事が判明し、女性の身元の分析に取りかかり始める。防犯カメラの映像はあるが、顔は不明瞭。そこで、、、歩容認証を試みるマリコ。。。。。が、、塚原の関係者には、、、いない。すると沢を調べていた権藤により、半年前にあった男性の自殺案件で捜査に加わっていた沢。その男性・武田修一の娘が。。。。凛子と分かる。当時。。。“殺された”と、、、娘・凛子が言っていたコトを。敬称略刑事モノでたまにある。。。定年前の刑事モノ。そして、疑惑を向けられる刑事モノ。2つの定番モノを上手く組み合わせた“事件”ですね。キッチリと人情モノとしてもまとまっているし、その一方で、ひっしに、捜査をする定年前の刑事の姿。。。などなかなか。オモシロ味のある人情モノだったと思います。もちろん、そこに『科捜研』の役割も盛り込まれ、土門、佐久間も上手く絡まり、今期、、いや、、最近の『科捜研の女』には、少ない。。。真っ当な刑事モノだったと思います。ほんとは、これくらいのバランスの科学捜査と実地の土門達の捜査そして、、、両者の融合で、、、生まれてくる人情そして事件の結末。これこそが、本来の『科捜研の女』のカタチだと思います。科学捜査が楽しめても、刑事モノとして楽しめなければ、面白くないんですよね。。。。それにしても、、まさかの結末でしたね。見ていて、可能性の1つに考えていたモノの、何かが足りなくて、、忘れかけていた人物でした。そういえば、、、最近、同様の刑事モノドラマがありましたね。“本来、起こるわけがないはずの殺人事件。”である。ミスリードも効いていたし、面白かったと思います。これまでの感想CASE.3 CASE.2 CASE.1