日本人の知らない日本語 第十二話(最終回)卒業試験
内容風俗店で働かされようとした金麗(ZOE)を助けようとし、ハルコ(仲里依紗)は、トラブルに巻き込まれ、警察に捕まってしまう。鷹栖(池田成志)が引受人となり釈放されたハルコと金麗。日本語学校で、2人を叱っていると、そこに東京入国管理局の池上(近江谷太朗)が訪ねてくる。金麗の誤解は解けたと言う事だが、学校の教師が逮捕された事実があり、入学希望の外国人学生へビザの発給が停止がなされる可能性があるという。このままでは、学校自体が潰れることにもなりかねない。ハルコは、学校を辞めることを決断!そのことを鷹栖に告げるのだった。そして教室へと向かうハルコ。生徒たちに、日本語について話を聞くと一期一会、お帰り、勿体ない、お疲れさま、指切りいろいろと“好きな日本語”が、生徒たちから語られる。そんななか、高校教師になることが決まったからと嘘をつき、教室を去っていくハルコ。その後、生徒たちを引き継いで鷹栖たちが授業をするが、ハルコがいないことで、生徒たちは集中できない。一方、恩師の邦子(朝加真由美)のもとを訪ねたハルコは自分には“資格”がないと告げるが、“教師に必要なのは、資格より想い”と、、、邦子はハルコを諭すのだった。そんなとき、ハルコは鷹栖に呼び出される。生徒たちみんな、、、ハルコと一緒に卒業したいようだと。そして“どうすりゃいいか、自分で考えろ”と話をし鷹栖は去っていく。。。。敬称略頑張りすぎたことで、日本語学校、、そして生徒のためにならないことに。学校を辞めるハルコ。だが、生徒たちのことは、気がかり。一方で、ハルコの想像以上の頑張りを理解する鷹栖。そこで、、、鷹栖は。。。。って感じかな。まあ。ベタではあるのだが、自分が今までしてきたことで、生徒に教えていると言うだけでなく自分自身にも変化が出ていたことに気づくというお話だ。もちろん、生徒たちも、ハルコの大きさに、、、と。“今までのお話”の集大成と言って良いお話ですね。だから、回想の部分でも“ハルコと生徒の関わり”が、キッチリと表現された。そうなのだ。この最終回、“集大成”と書いたが、、まさに、そんな感じ。教師というか、学校モノとして、かなりよくできたネタに仕上がっていたと思います。が、逆に、今作の問題点を浮き彫りにしたのも確かだろう。ここからは総括気味。最終回、、ホント、良くできていたと思います。好きな言葉、、、で“ありがとう”というのも良いし、生徒に教えていただけでなく、フィードバックされていたことも意外と良い感じだったと思います。その意味では、ベタだし、既視感はあるが、オモシロ味はあったのだ。しかし、問題は、先ほども書いたように、今作の問題点なのだ。今作、生徒とハルコの関わりを描いていれば良かったのに、半分、、、と言えば言い過ぎだが、半分近くは、生徒が関係ないネタだったのだ。こんな最終回の回想の入れ方をするならば、もっと、生徒との関わりを描いて欲しかったモノだ。外国人ということだけでなく、教師と生徒の関わりを、もっと丁寧に描き、そのことにハルコが気づいていく、、、、作品ならば、もっともっと、良いドラマだったと断言できます。結局、その部分の、、ネタのブレのようなモノ、いや違うな。。。ネタが無くなってしまった。。。と言う方が正確だろうか。もう少しその部分、、、特にハルコの成長を描いていれば、もっと納得出来た作品になっていたと思います。かなり、勿体ないことをしていたことを最終回が証明してしまった感じである。それにしても、、ジャック以外が不合格って、、、、ホント、良い感じの学校モノなのになぁ。。。。生徒を描いて欲しかったなぁ。。。これまでの感想第十一話 第十話 第九話 第八話 第七話 第六話 第五話 第四話 第三話 第二話 第一話