パーフェクト・リポート 第3話 訴えられた死人8年の時が動き出す
『訴えられた死人8年の時が動き出す内容黒井(平山浩行)から、“遊軍で”と蒼山(松雪泰子)が命じられたのは国際派女優・藤光香奈子(渋谷亜希)とメジャーリーガーの野島勝(窪寺昭)ふたりの熱愛報道だった。結婚記者会見の資料集めをしろ!だが、新聞を手渡された蒼山は、妙な記事に目を奪われる。“死んだ男を訴える!?”8年前に発生した東都銀行現金輸送車襲撃事件。犯人により銃で足を撃たれた警備員・小林正伸が、先月死亡した。その息子・正行(屋根真樹)が、父を撃った犯人・松田浩二(岡田義徳)を民事で訴えようとしているという。ただ、犯人・松田は、逃走中にバイク事故で死亡していた。赤坂(小出恵介)の協力で調べたところ、松田は劇団員であり、事件当日、主役に抜擢された舞台の初日だったのだ。なぜ、そんな日に強盗を??違和感を感じる蒼山。どうしても気になってしまった蒼山は、遊軍の面々に取材すると命じるが、蒼山のトラブルに巻き込まれたくないと、白石(小日向文世)紫村(小柳友)は芸能人の結婚記者会見用の資料集めへと向かってしまう。渋々、緑(相武紗季)と小林の元へ取材へ向かった赤坂。事件を風化させたくない。。。その思いが訴えた理由と分かるが、受理はされなかったという。一方、松田の母・公子(佐藤直子)へ話を聞きに行った蒼山と桃井(遠藤雄弥)今でも、事件をなぜ起こしたか理解できないらしかった。そして劇団に向かった黄田(要潤)は、鮎川玲子(出口結美子)という劇団員から、事件を理由は分からないと聞く。ただ、劇団の中で評判は悪かったらしい。傲慢だと。そんななか松田が死んだ事故現場では毎年、コーヒー豆が置かれていると判明。やがて、当時、松田と交際していた女性・吉川理恵子(吉田羊)がいると分かり、取材へと向かう蒼山であったが、理恵子は取材を拒絶そのとき、娘・真希がいると知る。。名前も旧姓。。。松田の子供では!?その後、何とか理恵子に食いつきコーヒー豆について尋ねるが、知らない。事件まで、、舞台があるのに松田が遊び歩いていたという証言を得る蒼山。だがその一方で、桃井の聞き込みで、松田がひとりで夜通し稽古をしていたという妙な話があると分かる。本当に稽古をしていたのか?していたなら、なぜ、知らないのか?そして、、、松田の命日。。。コーヒー豆を持ち現れたのは劇団が借りている稽古場の管理人・今野真一(木村栄)だった。。。。。敬称略内容自体は、これまでのお話と同じで、蒼山が気になった事件を勝手に取材それに巻き込まれていく『遊軍』やがて、、、スクープへ。。。と、カタチは同じである。最終的に、事件の犯人と思われていた人物に隠された真相。ちょっと良いお話と。。。ま、、同じだ。だが、これまでと、明らかに違っていたのは。途中何度もセリフの中に入れられていた、。。。『気になる』等の言葉だろう。そうなのだ。これまで、蒼山に反発しているのに、なぜか、命令に従っている部分があった遊軍の面々。一方では反発しておきながら、もう一方では従順と。。。蒼山という人物との関係が、極めて曖昧で矛盾だらけだったのである。が。今回。一部を除き。。。一種の業務命令的に、行動をさせた。あくまでも、、命令という印象はなく、、、、仕事がないから。。。ですね。ただそれが呼び水となり、取材した人物に『感情』が生まれたのだ。『なぜ?』次の瞬間、その『なぜ』は、、、『気になる』『知りたい』になっていく。好奇心が生まれれば、違和感が無くなるのは言うまでもありません。たしかに、少しクドイ部分もあることはあるのだが、緑は、被害者。桃井は、母親。。。とそれぞれが、どういうキャラであるかも併せ持って表現されている。そう。。。キャラが立っている上で好奇心が生まれれば、彼らの行動には、納得感が生まれてくるのだ。同じ方向に進み始めれば、あとは簡単。一致団結しかないと言う事になる。なかなか、良い流れだったと思います。いや、最も表現して欲しかった部分だと断言できるだろう。実は、新しいボスがやってきたことで、チームが一体になるとかそう言う部分は、ハッキリ言ってどうだって良いこと。重要なのは、違和感のない流れと人間関係が、どれだけ表現され、それが一体化に繋がったか?である。人間にとって、、、いや、記者にとって、最も重要であろう。。好奇心。『掘り下げる』まで行くかどうかは別として、ようやくドラマとして、納得出来る流れが、物語の中に埋め込まれたという印象である。ほんと、、ここまでの2回のお話。。。悪くはないドラマであると見えてはいても、どうしても、流れに違和感があったんですよね。特に、人間関係の違和感が!やっと、納得出来たと思います。これまでの感想第2話 第1話