NHKドラマ10『四十九日のレシピ』 第4回(最終回) 家族の処方箋
『家族の処方箋』内容乙美(風吹ジュン)が望んだ四十九日の大宴会まで、、あと2日。井本(徳永えり)ハルミ(渡部豪太)の協力で、準備だけは進んでいた。“あしあと帳”の一部に空白があるのが、気になる百合子(和久井映見)だったが。。。。。そんななか、リボンハウスの園長・桐野聡美(吉行和子)が訪ねてくる。乙美のことを良く知る聡美は、自分たちが“踏み切り板”だと言っていたと知る。“親が子を支えるように、みんな誰かの踏み切り板になって 次の世代を前に飛ばしていく。 私は独り身なんです。 誰とも繋がっていない人生、そういう人もいるでしょう でも、わたしは信じているんです。私と関わったことで、 きっと、だれか前に進んでいる。。。って”百合子は、、母・乙美の人生について、意味を感じ始めるのだった。やがて、、、大宴会の日を迎える。大勢の親戚たちがやって来たのだが、珠子(水谷八重子)は、良平(伊東四朗)を叱りつける。こんなバカなことを。。。と。だが、百合子は“子供がいるから分かる喜びも悲しみも、私には分からない でも子供がいないからこそえられる、楽しみや、悲しみがあると珠子に伝えると、なぜか珠子は、親戚たち(澤田育子、三鴨絵里子、藤本静)とともに家を飛び出していく。その直後、リボンハウスで世話になったという須藤美佳(佐津川愛美)が訪ねてくる。リボンハウスのホームページに、大宴会のことが載っていたと。美佳の手には、、乙美に教えてもらったというコロッケサンドが!良平は、、、ふと思い出していた。自分が拒絶したサンドが、、、、自然と手が出る良平。。。“美味い!”それは、勝太(林和義)たち、残っていた親戚も同じだった。すると良平は、美佳の為に乙美が作っていた“あしあと帳”を美佳に手渡すと。。。。。。。。それを乙美の“あしあと帳”に、張り始め、、思い出も。。。。勝太たちも、乙美との思い出を“あしあと帳”に書き込み始めるのだったそんななか、浩之(宅間孝行)が訪ねてくる。敬称略なるほど。。。そっか!!!!そうだよね。IMOTO。。。。OTOMI。。。。どうしても、あれ??っていうところが、一部にあったんですよね。納得。もう、コレで十分だろう。ここからは総括気味で。今回のお話は、たった4回のドラマではあるのに、1~2クール放送したかのような、集大成。。。というお話だ。何と言っても、目的の『四十九日』なのだから。。。亡き母・亡き妻・乙美のことを思い出そうとしても、どうしても、思い出せないことが多い。それは、家族だからなのか。。それとも。。。ふと考えたとき気づく。。。乙美という存在の意味。乙美の人生は、幸せだったのだろうか???こんな、娘と夫を抱えておきながら。。。と。そんな物語。。。集大成だから、当然のことながら、穴埋めがなされるわけである。『踏み切り板』乙美が送り出した“子供達”が、、思い出とともに帰ってくる。百合子“乙母。。。が関わったたくさんの人が前に進んでる。 これが、私のお母さんの人生なかなか良いお話ですね。こういう部分に落ち着くのは分かっていても、途中で、百合子のことで浩之を持ち込んだことで、上手く“劇的”となっていますよね。“空白が消えてる”まさに、、、良き人生だった母である。最終的にそう言った母の想いなどを受け、、新しく一歩踏み出す百合子良平“今なら間に合う 行きなさい。ここはもう、お前の家じゃ無い 父さんは幸せだ。 お前と一緒に、、、過ごすことが出来た。十分幸せだ良平が成長していたのが見えている為、ほんとに、意味がある送り出し。。。。複雑に色々と絡ませていたお話ではあるが、ひとりの人生を見つめることで、自分を見つめ直すという物語をかなり、練り込んで作った作品だったのは分かりますよね。内容だけでなく、ドラマの作りも、納得出来る傑作だったと言って良いでしょう。素晴らしかったと思います。にしても、、まさか、ハワイアン。。。“常識外れをやるならやればいい、やるならキッチリとやんな”なんか、気のせいか、このおばさんの凄さ。。。いや、乙美との繋がりが見えた感じですね。最後にヒトコトだけ。49日、、6~7回のドラマで作っても良かったんじゃ?これまでの感想第3回 第2回 第1回