平清盛 第10回 義清散る
『義清散る』内容鳥羽院(三上博史)と得子(松雪泰子)に男子が誕生したことで、朝廷内に動揺が走る。そんな折、璋子(檀れい)を心配する義清(藤木直人)は、訪ねていくのだが、堀川局(りょう)から、あまり接近しすぎないようにと注意をされてしまう。やがて雅仁親王(松田翔太)が元服。奇行を重ねる雅仁に、鳥羽院は注意をするが、元服後も治まらず。あるとき、雅仁の出自への疑惑を得子が口にしたことで、璋子はとりみだし、ついに得子へとつかみかかっていくのだった。ついに起きてしまった事態に、心配する義清は璋子を訪ねる。が、璋子の心が、鳥羽院にあると知った義清は、璋子に手をかけるのだが、騒ぎを聞き駆けつけた清盛(松山ケンイチ)に引き止められ、連れ出されていく。清盛は、義清をとがめるのだが。。。。。。一方、事件を知った鳥羽院は、頼長(山本耕史)に呼ばれた義清に対し、とがめぬと告げ。。。。。敬称略良い機会なので、色々と書いておくことにします。ここのところ、主人公である『平清盛』が、蚊帳の外の今作。たしかに宮廷内のアレコレは、重要なことなのは事実なのだが。それはそれ。やはり、今作は、ドラマなのだから、いったい、誰が主人公なのか?をもっとキッチリ描いて欲しい。個人的に、ここのところの宮廷絵巻に、1つの疑問を持ちだしている。この絵巻を、いつまで描くのか???ということだ。それなりに歴史を知っていれば、分かっているはずのことがある。たとえばの話。。。戦国時代、幕末。。。と人気のある時代であっても、カタチはどうあれ、平氏、源氏の名が登場する。それどころか、いわゆる王家。。そして貴族たちも、存在するのである。そうなのだ。大人の事情を踏まえながら、このまま宮廷絵巻を描いていても良いだろう。だったら、今作が本格的な物語となるであろう平氏vs源氏となったとき。。。そしてそれ以降。。。宮廷絵巻を描くのでしょうか?だってそうだ。宮廷。。。いわゆる朝廷が後の時代まで続いていくのは、歴史をそこそこ知っていれば、周知の事実なのである。ここまでのバランスの悪さで描いてしまうと、いきなり、今作の本題である『戦い』になったとき、宮廷が、いきなり消えてしまわないか心配である(苦笑)いや、間違いなく、宮廷を蚊帳の外に描きますよね???絶対に!!だったら、いま現在の宮廷表現。無駄に過剰表現が過ぎると思います。そう、これこそがドラマとしてのバランス。逆に、今作のバランスの悪さなのである。このバランスの悪さの一端が現れているのは、HPの登場人物を見れば分かるし。逆にナレーションを源頼朝が、行っている時点で、それは明らかである。ハッキリ言う。ここまで、主人公をなおざりにして、宮廷を描いているのだから最後の最後まで、宮廷を描いて欲しい!!そうすれば、『今』も認めることが出来ると思います。まあ。。。そうなれば、ナレーションが妙なんですけどね。。。。あ。。。今回の感想になってないけど。でも、どうしても今後に違和感を残しかねないここ最近の展開に、苦言を呈しておきました。せめて、タイトルが、、、『平清盛』でなければ、良かったろうに。個人的には、今作で描いている友情関係などはそのままに佐藤義清。。。。西行法師が、主人公のほうが良かったのでは?と思っています。せめて、ナレーションだけでも。。。。そうすれば、時代が動いても、ニュートラルだしね。それに、先日の演出のように“歌”を前に出しても違和感ないし。それこそ、“旅”に出て、色々なことを見聞し源氏、平氏、、、双方を違和感なく描くことも出来たと思います。結局、今回のラストみたいに熱い友情物語にするならば、もっと、清盛を描いて欲しい!!そういうことなんですが。一応、最後に書いておくが。ドラマとしては楽しめているのですが、“平清盛”というタイトルの前提から考えると、どうしても、今の状態は納得出来ないのである。今回にしても、ラスト以外は、清盛。。。。必要ありませんしね!!(苦笑)TBは以下のミラーへお願いしますhttp://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/f9ca8a9d4510210ef2b45d676b8bdd52