新・おみやさん(9) 第6回
『利用された夫婦愛!祇園祭に消えた美女の殺人計画!!』内容菊池恭子(かでなれおん)が絞殺死体で見つかる。第一発見者の弁当屋のパート栗原絹子(石田えり)は、恭子宅から五重塔が上手く撮影できるとたまたま、やって来て、見つけたと言う。恭子はカメラを持っていなかったが、アリバイは完璧にあった。現場では、2010年の冷やし飴の無料券が見つかったと聞き、おみやさん(渡瀬恒彦)は、2年前に起きた事故を思い出す。2年前、祇園祭の宵山の日。マンション建設現場から鉄パイプが落下。通行人の栗原誠(大高洋夫)が死亡。田中春樹(阿南健治)が負傷した事故。そのとき栗原が、冷やし飴の無料券を持っていたのだった。現場には、氏名不詳の長い髪の女がいたが、事情を聞こうとした警官を振り切り姿を消してしまったという。ちはる(京野ことみ)とともに絹子の元を訪ねたおみやさん。すると、絹子が、栗原の妻だったと分かる。そのうえ絹子は、京極慶三郎という老舗メーカー京極精工所の創始者の孫で、おもみやさんの祖父・善次郎と親交があったということだった。京極精工所を訪ねたおみやさん達は、経理課の係長の栗原が、事故直後、なぜか懲戒免職となっていたと分かる。“上”の指示だと言うことだが。。。そこに、兵藤(不破万作)らがやってくる。恭子宅で、専務の守屋健三(国広富之)の写真が見つかったと言う。恭子とはパーティーで会っただけで、事件当日は、研究員の田中春樹と一緒に飲んでいたと証言する。何か引っ掛かりを覚えたおみやさんは、田中の元を訪ねると絹子がいた。田中は、2年前栗原が女と一緒だったと絹子に言い放ち。。。。そんななか、恭子から2年前のことを話をしたいと連絡が入り、訪ねていたと絹子が証言する。一方で、京極精工所に企業機密漏洩事件があったことが判明。それがもとで、栗原が。。。。。敬称略色々な意味で、ややこしい事件だなぁ。。。(笑)いや、ミスリードも含めて、良く出来ている。。と言うべきか。そういう事件は、この手の作品にとって楽しいモノなのだが、どうも引っ掛かりがあるのは、“過去”の部分が、《お宮入りした事件》では、無いんですよね。そう、完全に、偶発的な事故。そのうえ、かなり強引に鳥居の知り合いという設定まで盛り込んでいる。まあ、、、、《坊ちゃま》が、シッカリ表現されているので、《おみやさん》としては、正解だと思います。むしろ、ここのところ、こういった描写がなくて、《普通の刑事モノ》になり果てていただけに、いろいろな馴染みの店に顔を出したりして、楽しいことは楽しい。そういう意味ではね。ただ、前述の偶然が過ぎる部分と、絹子の存在がドラマに、妙な違和感を持ち込んでしまっている印象だ。たしかに、面白い。少し《迷宮案内》の風味はあるモノの、こういう作品も、《おみやさん》だと思いますし。もしかしたら、《新》となったことですし。おみやさんというキャラ自体を、再構築しようとしているのかもね。TBは以下のミラーへお願いしますhttp://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/a6cffea9e4ffb1a38f095874bff30988