NHK木曜時代劇『鼠、江戸を疾る』第三回
「付け火にご用心」 内容次郎吉(滝沢秀明)が、おしま(横山めぐみ)の小料理屋で寝入っていたところ。隣家からの出火に気づく。すぐに家からお常(星野真里)と娘・お咲を助け出す次郎吉。千草(片瀬那奈)の診療所で見てもらっていたが、どこかへと姿を消してしまう。そんな折、出火した家の前で呆然とするお常親子を見つける小袖(忽那汐里)どうやら、暖をとる金子も無いようで、付け火だということ。行くあての無いふたりを次郎吉は長屋へと連れ帰る。話を聞くと、2年前、鍵職人の夫・伝吉(やべきょうすけ)が上方に行ったっきり行方不明になっているらしい。直後、小袖がお咲と湯屋に出かけた帰り道、“おとっつあん”と道行く人を、父だと言い始める。小袖が聞くのだが。。。違うと言う。しかし小袖は、伝吉だと確信する。翌日。川でおしまの死体が上がる。すでに店じまいがなされ、男の影を目撃していた次郎吉は、暗くなってから、おしまの店へ潜入。するとそこには伝吉と。。。もうひとり佐平(木下ほうか)がいた。泥棒だった。敬称略実のところ。初回はともかくとして、前回。。。違和感があったのだ。あまりに不自然すぎる次郎吉の登場シーンの多さ。そして物語も、捻っているようで、引き延ばしている印象があった。今回は、次郎吉をメインに据えながらも、物語の流れに不自然さを生み出さない、登場回数。見ていると、“普通の時代劇”を見ている印象なのだ。やはり、あくまでも時代劇は時代劇。たとえ、推理モノであったとしても、そこは壊してはイケナイ部分。どちらが優先されるべきか?といえば。。。本来は、推理物の物語なのだが。だが、物語を追ってるだけじゃ、面白味に欠けるのである。今回くらいがちょうど良いかな。