コード・ブルードクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON 第3話
「命より大切なもの」内容藍沢(山下智久)は、脳外科で、天才ピアニストと言われる天野奏(田鍋梨々花)を見かける。担当の新海(安藤政信)は、苦悩していた。奏には脳に腫瘍があった。今、決断をすれば、命は救われるが、ピアノが弾けなくなる可能性があったのだ。説明を受けた両親は、早期の手術を希望する。そんななか、有名な料理人の緒方博嗣(丸山智己)が救命に運ばれてくる。処置をはじめる緋山(戸田恵梨香)藤川(浅利陽介)たち。そこに、ドクターヘリの要請が入り、白石(新垣結衣)が灰谷(成田凌)冴島(比嘉愛未)を伴い現場へ。病院で藍沢達が待機していると、ヘリで異変が起きたという連絡が入る。原因不明の汚染が起きているという。事態を知った橘(椎名桔平)の指示で、すぐさま病院では、対処がなされていく。ヘリが到着後、藍沢が指示を出し、白石たちは除染などを行っていくが、初めに異変のあった冴島は、意識不明で。。。。その後、藍沢が、白石達の話を聞き、毒物の処置は完了する。初めの患者・秋本二郎(戸田昌宏)は、意識を取り戻すも、冴島は戻らず。自殺未遂した秋本は、駆けつけた妻・美也子(岩橋道子)にあたってばかり。すると同じ病室にいた新海が。。。。、敬称略で、初回放送直後に、丸山智己さんが第3話に出演するという、発表をした今作。どうも、みたところ、今後は、緋山絡みになるようだけど。その部分も含めて、やはり、脚本が違うからか、“私”の部分が、いままでと比べて、混ぜられるようになってきた感じだね。それが、間違っているとは思いませんが。なにせ、登場人物が多くて、描くことが多い今作。そこまで、広げることが、良いのかどうか。。。。。正直、わかりません。例えば、今回にしても。42分過ぎに、妙なことが起きる。灰谷が、自身の苦悩を白石に伝えたシーンだ。フェローの成長物語だと考えれば、何も間違っていない。が、前回の横峯の物語に比べると、そのキャラ設定で、ちょっと根暗気味の印象がある灰谷。だから、会話をするシーンが少ないのだが。結果から言えば、どう見ても、灰谷の物語を描いたようには見えないのだ。もちろん、大人の事情があって、いろいろと描くこともあるだろうから、そこばかりを描くわけにはいかず。バランス良く。。。ってのも、理解出来なくも無い。そう考えれば、これだけ俳優を揃えていて、よく灰谷を混ぜたと感心できなくも無い(笑)だが、本当に、それが正しいのだろうか?そもそも。今作は、《ドクターX》のような、単純な医療モノドラマではない。5人の主人公がいて、群像劇風に描いている物語だ。で。問題なのは、第1話を思い出せば分かるが。今作《3》が描くことは、群像劇を描くと言うことだけでは無く。“救命のたてなおし”を描くことなのである。実際、ある意味、緊急避難的に、藤川、緋山、藍沢が加入している状態なのだ。当然、そこにはフェローの成長物語も加わっている。さあ、どうだろう?仮に、目指すことが、“フェローの成長”と“救命のたてなおし”ならば。主人公たちの活躍を描く必要性が、どこまであるのだろうか???すでに、主人公俳優達は、それぞれに主役級でアリ、中堅と言って良いレベル。前回も書いたが。大活躍をしなくても、その存在感と、ポイントの活躍だけで、十二分にカッコ良く目立つことが出来るはずなのである。あくまでも、個人的印象では。結果的に、中堅の医師が救命に来たことで、救命は救われたが。新人達の成長に役立っている物語になっているとは思えないのだ。正確に書くと、脚本的には、そういう脚本だけど。演出が、そういう風になっていないと言うコトである。ちなみに、そういう見せ方になっていたのは、椎名桔平さんの橘だけ。。。。に近い。なんか、新人の仕事を奪っているように感じてしまった。奪ってないんだけどね(笑)もうちょっと、工夫が必要じゃ?なんていうか。今の感じって。ただ、主人公が活躍しているだけの物語だよね。。。。TBは以下のミラーへお願いしますhttp://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/d1ab9aecf6d5d5c66478b9ec94ed131e