土曜ドラマ9『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官 楯岡絵麻 特別篇』
内容楯岡絵麻(栗山千明)は、大学時代のエピソードを思い出していた。占部亮寛(石黒賢)教授が、留年が決まった生徒のために、助手の山際を使って“テスト”をしたときのことを。それを、アッサリと見抜いた絵麻。だが同時に、占部から、甘さも指摘されていた。そして。。。取調室で、絵麻が面と向かっているのは、その占部だった。全く表情と意図が読めず困惑する絵麻。全てが真実で、そして嘘。2日前、健康食品販売業の“ご長寿研究所”店長・斎藤真也(畠山U輔)の撲殺死体が発見された。老人達にローンを組ませて、購入させるなど。催眠商法で詐欺を働いていた男。当初、筒井道大(宇梶剛士)刑事たちは、被害に遭った老人の犯行と考え、捜査。しかし、犯行現場から逃げたと思われる犯人の目撃者3人の情報から、指名手配中の元暴力団構成員の一色享が、浮上する。3人から事情を聞いた絵麻は、全く嘘を感じ取ることは出来なかった。が、あまりに完璧すぎることに違和感を抱き、3人から、もう一度話を聞くと。目撃する直前に、見知らぬ男と立ち話をしていたことが分かってくる。そのことから、絵麻は、男により記憶のねつ造が行われたと推測。被害者リストから、絵麻が見つけ出したのが、行動心理学の権威である絵麻の恩師・占部だった。絵麻は、占部に“無意識の転移”を行ったのではと、問い正す。記憶を植え付けたのでは?と。占部は、記憶の植え付けは可能だが、口では否定する。そのときのマイクロジェスチャーを確認した絵麻は、困惑する。真実を隠すために、本来、制御の難しいマイクロジェスチャーを、意図的に、マイクロジェスチャーを制御しているのでは?と。。。。そこで、別の角度から攻めることにした絵麻。第一発見者でもある“ご長寿研究所”の職員・敷島花音(川添野愛)との関係性。しかし、占部は、何らかの関係を認めることが無いどころか、“商法”を理解していないし、心から購入商品を信じ込んでいたと口にする。騙されてもいないし、犯行にも及んでいないと。打つ手が見いだせない絵麻は、筒井に協力を求める。占部を調べて欲しいと。同時に、絵麻は、あるコトも思い出していた。占部が、統合失調症の妻・加世子(井上依吏子)のために大学を辞めたことを。そして絵麻は、西野圭介(白洲迅)に、あるコトを依頼する。西野、筒井から情報を得た絵麻は、ある見立てをして、占部を追いつめようとするが。。。。そこで、花音を取り調べることにした絵麻。話をするうちに山野加世子(舟木幸)の存在が浮上する。敬称略脚本は、大浦光太さん演出は、山内大典さんさて、4月期から、Season2が始まる今作。そのために、、、、ってコトなのだろうね。再放送を流すよりは、“2サス”のような作り込みもあって、なかなかの仕上がりだ。特に、番組開始から、わずか10分弱は、秀逸。一気に、今作が、どういう作品か?を表現しきりましたね。そして、今回のエピソードの“とっかかり”見事である。“ツカミ”に大成功していると言って良いだろう。それにしても。捻ってきたねぇ。“敵”が、最強の敵と言って良いからね。かなり面白かったと思います。ってか。。。。とんでもない“事件”だよね。。。。。しっかし、、、アメリカ。。。って。。。。なに?ほんと、意外に超ハイスペック!