木曜劇場『純愛ディソナンス』第4話
内容思わぬ場所で、正樹(中島裕翔)と再会した冴(吉川愛)その直後、小説家“美南彼方”が、愛菜美(比嘉愛未)と知り驚く。そのうえ、夫として紹介されたのが正樹で、冴はショックを受けるのだった。そんななか、アルバイト先の会社がパーティーを企画。社長(佐藤隆太)によると。。。。そのころ正樹の勤める会社では、管理するマンションの住人たちから賠償金を求められ。。。敬称略脚本、玉田真也さん演出、木村真人さんいやぁ。なんていうか。。。ある意味、ドラマチックなのだけど。なんだか、もの凄い展開になっているね。複雑に絡み合いすぎて、全く、先が読めなくなってきているよ。逆に、絡み合っていなければ、大風呂敷を広げているだけで、混沌状態だと思うのだが。今作は、基本的な“ライン”がハッキリしていて、それをハッキリと描いている。その。。。いわゆる肉付けが丁寧で、メインを阻害すること無く。上手く盛り上げているのだ。描かれている“落差”の描写も、なかなかだしね。これが、複数人で書いている脚本であることが、ホントに驚きだ。演出も、丁寧だし。とはいえ、気になる部分も無いわけでは無い。その筆頭は、あの事件。違和感を引きずったままだ。無くても成立してしまうしね。で、そこからの流れで、気になるのが。時間経過後の前回の後半が、“ドラマ”のはじまりでも成立することだ。憧れだった先生。。。ってだけで良いわけだし。どうもね。そこも引っかかっている部分なのだ。無くても良いことを省いてしまうと。シンプルになり、見やすくなる。。。その一方で、既視感が生まれてしまうという問題もあるのだが。この3話が、あとになって、“もったいないことを”とならないことを願うのみ。個人的には、主人公たちが、良い感じで翻弄されていて、楽しめているんだけどね。“コレが、描きたかったこと”なんだろうなぁ。。。。って。