金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』第1話
内容話題の若手政治家・清家一郎(櫻井翔)を東都新聞記者の道上香苗(水川あさみ)が調べていた。そんななか、突然、父・兼高(渡辺いっけい)から連絡が入る。「会えないか」と。何かを調べているという。が。。。その連絡の最中に、父との連絡が途切れ。。。。父は車の事故で死亡。父が残した貸金庫には、取材ノートが残されていた。28年前、BG株事件を追っていた父。再び、調べていたようだった。敬称略原作未読。脚本、いずみ吉紘さん演出、岩田和行さんヒューマン政治サスペンス。。。らしい。なぜ、“政治”っていう単語を挟むかなぁ(苦笑)さて、先ずは、良かったことを一つ。明らかに難しい題材、分かり難い題材を扱うことになる今作。もちろん、見せ方次第なのですが。あえて、今回の初回延長をしなかったのは、英断でしょう。分かり難いのに、ダラダラ引っ張られたら、見る気を失いますからね。かなり良い判断でしょう。と言っても、今回のエピソードが、面白かったかどうかは、別の話ですけどね!!!見ていて、“どうなの、コレ?”って思ったのは。今作のテーマやその内容では無い。序盤から、セリフ三昧であることだ。小難しい単語だけでなく、回りくどい言い回し、単語も多くて、聞くだけで疲れてしまった。おかげで、どれだけ“説明”されていても、状況が見えなかったです。ほんと、セリフだらけである。“事件の真相”が見える見えない以前に、興味を抱くことも難しいレベルのセリフ三昧。思わせぶりな見せ方をしているので、興味を惹くことは出来ているが。“内容”で見せて魅せているわけではないので、一瞬でも“疲れた。。。”とか感じて興味を失うと。視聴の継続が終わってしまいそうなレベルだ。いわゆる“考察”のために“ネタフリ”“フラグ”も、かなり曖昧で。これまた、興味を抱くレベルに達していない。個人的には、“初回”ということもあって、かなり好意的に見ているため。ある程度は興味を抱いているが。なんだろう。。。正直、いろいろな要素を盛り込みすぎているため、何を描きたいのか?何を描こうとしているのか?が、見えてこないので。かなりギリギリだ。 だから、何?そんな印象である。一番の問題は、主人公の目的、意志が、ハッキリしないこと。清家一郎に興味を抱いているのか?その秘書に興味を抱いているのか?28年前の事件に興味を抱いているのか?それとも、父の死の真相を知りたいのか?そういうこと。何が目的かが、よく分からないです。え?全て?それって、ドラマで一番やってはいけないことだと思います。だって、主人公の目的などが“ドラマの根幹”になるのが、“連ドラ”では、当たり前のことだからだ。そこが複数だったり、ブレていたりすると、何を描いているかが、よく分からないドラマに成り果てるからだ。最近、多くのドラマで失敗してる“見せ方”である。モノローグを、かなり多く盛り込んでいるんだから。そこを微調整するだけで、ドラマとしてハッキリとするのでは?TBは以下のミラーへお願いしますhttp://maxexp999.blog100.fc2.com/blog-entry-8748.html