おとむは現在就職支援センターを利用して
就職活動を始めている。
ランダムに選ばれた担当は初老の女性の方
面倒見のよい方だが、肝心事を言う途中で
話が脱線してしまう話好きなおばちゃんだ。
初回のオリエンテーリングで説明すべきことは
２回目の昨日ですらまだ全て終わっていない。
相談内容は『どの職種を選ぶか。』
と言うことが中心である。
おとむの職歴は全て接客サービス業。
対面販売で事務的な経験は一切無い。
けれど希望職種は
ＷＥＢ関連の会社の仕事か
事務計か販売員（飲食を除く）。
職歴から再就職を考えていなかった。
相談員の方からは経験職種から
探すのが就職への近道と言われた。
イヤだ、絶対イヤだ！
どの仕事も自分なりに見切りをつけたものばかりである。
おとむ：「違う業種を目指して学校に行ったのに
４ヶ月間遊びに行ってた訳ではないんですよ？」(遊んでばかりいたが）
と食い下がった。ここは粘らないといけない。
相談員：「今までの職歴を捨てて０からまた始めての
再就職は出来ない事はないけれども、希望が叶わないことが
あります。時間だけがかかり、それで貴方は生活できるんですか？
出来る仕事と夢は別物ですよ！」
おとむ：「パソコンを使う仕事は夢だとは思っていません。
夢の話はしていません、仕事を探しに来ているんです。」
相談員：「・・・。事務仕事にしてもＷＥＢ関連にしても
仕事に応じたスキルが必要です。中途採用は即戦力です。
貴方のレベルのスキルは皆持っています。
同じように応募した人の中には経験者もいます。
貴方と比べて採用するなら経験者ですよ。」
バッサリ、斬られました。
おっしゃる通りでございます・・・。
でも机に座ってお仕事したいっ！！！！！！
相談員さんにはその後も自営で独立を薦められたり
屋台から出発したらどうですか？
だの、終戦直後でしか成功しないようなアドバイス受けたり
しましたが、ここは自分の希望は譲れない。
支援センターから連絡していただき、
携帯に連絡が入った。
「今日か、明日に面接に来ていただけませんか？」
マジで？！
かなりびっくりした。
今日来てくれって言われるなんて予想もしていなかった。
相談員さんにこういう事ってあるんですか？
と聞くと「よくありますよ。」との返答。
だったら相手の会社に連絡する前に
即面接の可能性があるのでセンターに
来る時は履歴書と職務経歴書を用意して
スーツで来いってオリエンテーリングの時に
言ってくれてたらそれなりにしていったのに！！
っていうか、
おばちゃんの身の上話するまえに
小冊子の説明をちゃんとしてくれ！！
面接のアポとる前に
履歴書の書き方を教えてください！！（涙）
ので、今日は一般事務仕事の面接に行ってきました。
昨夜から職務経歴書を作成しているときに
やっと気づいたんですが自己ＰＲ作成時に
ＰＲすることが無い・・・。
『頑張ります。・新しい事にも挑戦します。・コミニケーションを大切にします。』
等、雇う側の魅かれる要素の全く無い職務経歴書になった。
事務仕事をする上のセールスポイントなんて
おとむはんには１つも無いのだ。
そもそも本当にしたかった仕事なのか？
自分でも相談さんにああ言ったものの
おとむは間違っているのではないか？
昨夜から考え続けて今日は行きたくない気持ちが
強くなっていた。絶対上手くいく筈が無い。
その答えは早すぎるほど面接に出た。
年はあきらかにおとむより年下の女性。
しっかりはしているようだが、
もう２次に行ける様子は全く無い。
それはおとむは緊張と逃げ出したい気持ちで
何を質問されても言い訳ように説明してしまい。
自分も応募した事への後悔が顔に出てしまい。
わずか１０分で面接は終わった。
経験の無い、自分の自信のない、興味の無い面接は
もう二度と受けないでおこうと心に誓った。
想像以上に惨めな気持ちになり、
しなくていい自己嫌悪に陥っていしまうのだ。
相談員さんが強く勧めなかった意味が
ようやく解かってきた。
自分の意見、意思を貫くのもいいけれど
まるで美容院で「この髪型にしてください！！」
と言ってしてもらった髪型が全然にあわなかったりするように。
「仕事で自分ではこれ！！」と思っていても
全然向いていないことがよくわかった・
今後、就職活動は方向性を変える。
とにかく経験職種で働いて収入を安定さよう。
ＷＥＢの勉強は個人で続けることに考え方を改める。
