カテゴリ:その他のお話♪
前回はベクレル(数)の話から、eV(エネルギー)のお話まで書きました。 お米も最近、食べられるものかどうかを計っているのってセシウムだけなんじゃない? そうなんです。数のベクレル数が一緒でも、放射線物質が違えば危険度は違うんです。 ●ヨウ素131・・・1キロあたり300ベクレル〈乳児は100ベクレル〉 300Bq/kg ●セシウム・・・1キロあたり放射性セシウムは200ベクレル 200Bq/kg ●プルトニウムを含む超ウラン元素・・・1キロあたり1ベクレル 1Bq/kg ねっ? 数値が違うでしょ? 逆に言うと、数字が小さいから大丈夫だわなんて安易に思うと、痛い目にあうわけです。 必ず、同じ放射性物質同士で、ベクレル数は比較しましょう!! そして、ニュースはあくまでも国が大丈夫だろうと暫定的に決めた基準をあたかも免罪符のように、安心できる数字としてそれ以下の数字を言わないで、大丈夫だ宣言しちゃっていたりするので・・・・ よくよく注意してその辺りを見ないとだめなんです。 あくまで、暫定基準値なんてやつは、緊急時は仕方なくこの位体内に入っても、餓死したり栄養不足になったり、はたまた食べ物の取り合いとかで暴動になるよりはリスクとしてはましでしょう。というほかのリスクと天秤にかけて決めた値。 これはベクレル数で出ている体内被曝ではなく、外部被曝で出てきている現在の空間放射線量もしかりで、原発事故が起こって直ぐの頃、パニック起こして逃げ出して怪我したり、経済で損をするのとかと天秤にかけて決めたものだってことを、よくよく理解してください。 今、福島県の皆さんのことを心配している声は、空間放射線量が人の住める数値なのか?ってことで、暫定基準でとどまっていいと言っている値は、あまりにも人の住める値じゃないんじゃないか?っていう疑問のもと、避難したほうがいいと言う方が多いという現状なわけです。もちろん、避難を考えると、下記に記すように、自分の生活との天秤にかけての判断になるので、中々そうできない閉塞感に襲われるのも、身をもって感じています。 そして、ホットスポットと騒がれている関東も・・・まだらに放射線量が高い数箇所の地域もその疑問のもと、下がるのを待っていていいのか?避難したほうがいいのか??という話しになるわけです。 トマトは、葛飾区にとどまって生活していますが、それはやはり、放射線量の多さを逃げ出さなきゃ子供は死んでしまう!!という値か?という問いに、いろんなほかのリスクと天秤にかけて(たとえば、家族全員で逃げ出せば、収入は絶たれ、それでも家のローンが残り、到底生活が成り立たない。破産請求をして、原発被害者だと主張したとしても、都内じゃそれはあまりにもリスクを過大に勝手に評価したからでしょう。そこまでは責任もてないよといわれかねず、結果、生活保護を受け・・・なんて生活になりかねないわけですよね)、逃げ出すのではなく、どうにかして除線を進められないか?空間線量を減らす努力をすれば、結果放射線のリスクを軽減でき、食べ物からの内部被曝に注意をしていけば、人がまぁ、なんとか生活していけるレベルなんじゃないかなと判断したわけです。 おそらく、原発の近くにとどまっていらっしゃる方も、同じようにいろいろ考えて、今の決断をされているんですよね。 自分も含めて、その決断は、本当に後悔しないか?それしか道が無いのか?を常に情報に目を通し、敏感に機を逃さないようにしていかないとと思っているのです。
ちょっと話題がそれてしまいましたが、今日のまとめは、ベクレル数にだまされないってことですね。 何となく、関連性がわかってもらえたなら、がんばって書いてみた甲斐もあるってもんです。
追伸*放射線の専門家の皆様、物理に精通されていらっしゃる方、もし、コレは間違ってるぞ!!というところがあったら、どうかコメントで訂正をお願いいたします。 なんとなく、がんばってるなぁと応援していただけるのでしたら・・・
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最終更新日
2011/08/20 01:06:27 AM
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