テーマ:暮らしを楽しむ(387506)
カテゴリ:パソピア通信
お墓参り 私の住む佐久地方では8月1日に、どこの家でも墓参りをするという、この地方独自の風習があり、昔から行われている大切な先祖供養の日です。 前日までに一族でお墓の掃除をし、きれいに掃き清められたお墓にお参りをする。 通常、墓参りは8月の13日~15日にするのが一般的だそうですが、佐久地方では8月1日が墓参りの日と決められていて・・・・。 一説によりますと、この風習は大昔、大変大きな水害があり、多くの人々が犠牲になった、その人たちの霊を慰めるため、新暦8月1日を墓参りの日と定め、どこの家でもお墓参りをしたのが始まりだそうです。 お墓には、花、水、お線香、そしてきれいに洗ったお米に、キュウリ、茄子、ササギ等を細かく刻み混ぜ合わせ、重箱に入れて供物として一族の人たちが眠る墓所へ持っていく。 両親始め其々の名前が刻まれている石塔に其の供物や花・水・線香を供えする。 お供えに使う箸は、自生している草の茎か、木の小枝で作った箸を使うのだそうです。 自生している草の茎や・木の小枝で箸を作るというのは、『自然に返り、自然とともに』という、『向こう側の世界に眠る人たちの生活用品で』とでもいうのかしら? 私の子供の頃のお墓参りは、お出かけ用の着物に着かえて両親と揃ってのお参りでした。 その両親も今はなく、頭を下げられる側に・・・。 最近は、一族が疎遠になったのか、又、少子高齢化と共に、お墓参りも大変寂しいものになりました。 山頂にある一族のお墓 歳と共に、墓所までのツヅラ折れの坂道は、大変苦しく、何度も足を止め、休みながらのお墓参りになり、あと何年お参りが出来るかしら、と考えさせられます。 山のテッペンまでエスカレーターを付けないと登れないわね! 冗談を言いながら、今年も無事、先祖供養の役目をはたすことが出来、ほっとしています。 小さな秋が! 歩道を歩く足元に、ピンポン玉ほどの小さな栗の実が、2~3個転がっているのを見つけた。 今、生れたての黄緑色の真丸な栗の実。 あまりの可愛らしさに、思わず腰を屈め掴もうとしたが、其の身は無数の棘で優しく包まれ守られている。 頭上を見上げると、今年も豊作。 九月中旬ごろになりますと、その黄緑色の可愛い実も、茶色に熟し、笑んで落ちる。 秋はすぐ其処に!
甲板に寝て銀漢(ぎんかん)を胸の上 銀色の川を意味する「銀漢」は天の川。 大海原を背にし、満天の星に覆われる夜の、なんと美しく雄大なこと。 夜空を横切るように見える天の川の光の帯は、渦巻き状の銀河系を真横から見ているためで、その中心にはブラックホールがあるとされる。 考えるほどに落ち着かなくなる広大の一端が胸の上に置かれている。 今夜は、はくちょう座流星群の極大夜。白鳥のつばさから星の雫が零れ落ちる。 信濃毎日新聞(けさの一句)より 2017年10月発行 編集:メリー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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