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パソピア通信 オンライン版

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2018.09.02
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カテゴリ:パソピア通信
前号(36号)は、21号・23号の後のリハビリ編でした。
今回はその続編です。
​​

​入院5日目​
麻痺していた左手が僅かに動いた!オーケースマイル
嬉しいというか、不思議な気持ちだった。
人間は普通誰しも自然に動くのが当たり前の筈なのだから。

夜は中々眠れない。月
院内や室内のかすかな音や車椅子のタイヤの摩擦のきしむ音も気になりだした。
さらに寝汗が激しく呼吸も乱れ、冷たい枕があてがわれた。

まだ自力ではトイレに行かれない。
ベッド脇に置かれた消臭トイレに看護師の手助けをかりてやっとできた。
点滴の管に繋がれているので何かと不自由で、身動きできない。​




​入院9日目
車椅子で動けるようになる。車椅子
今まで食事や歯磨きはベッドテーブルにお世話になってきた。

車椅子の外側の車輪を利き腕の右手で回し、左足は浮かせたまま、右足で床を蹴り、漕いでやっと食堂に辿り着く事ができた。

外の景色が眩しい。きらきら
浅間山が真正面に向かって迎えてくれた。



横臥状態でのベッドの上のリハビリが終わり、車椅子でリハビリ専用室に先生の引導で入った。
(いろいろの機具があったが、その時は夢中で目に入らなかった)

平行棒の前で車椅子から降りて一旦椅子に腰かけてから立ち上がり、平行棒に両手を添えた。
先生が前方に歩くように促された。

おそるおそる、僅か数メートル先が遠く感じられた。
胸の鼓動が激しく、先生が差し出した椅子になだれ込むように腰かけてしまった。どきどきハート
こんなことでどうしよう、一生歩けなくなるのか不安で一杯だ。涙ぽろり


しかし毎日同じように訓練が繰り返されたお蔭で、徐々に歩行教距離が延びて行く。
平行棒から離れて四本足の杖で歩く訓練が始まった。

20~30メートル歩けるようになったときの喜びは格別だった。ちょき大笑いちょき
先生がほめてくれた!王冠
こうして様々なリハビリが繰り返された。​


2018年9月発行​​​
編集:S.Y.









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最終更新日  2018.09.16 19:30:08
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