パソピア通信　オンライン版

５月中頃、U市方面に向け車を走らせた。
隣市辺りから道路脇のアカシアの花が其の真っ白な美しい花房をビッシリと付けていて
『あら！此の辺のアカシアの花は、私達の町より随分早く咲くのね！』

この花が咲くと、もうそろそろあの鬱陶しい梅雨の季節を迎える。
「いやに　なるわ！」
他愛もない事を考えながら目的地に！



梅雨と言えば私達の子供の頃の雨は、来る日も来る日も『しとしと』と静かに降っていた。
『懐かしい雨！』
ところが、今どきの雨はものすごい勢いで日本列島に襲いかかってくる豪雨！

今年は、元号が令和に変わり初めての梅雨の季節、此処数年来のような豪雨による、甚大な被害が出ないような雨の季節であり、恵みの雨期であってほしいものです。

​​​梅雨入り宣言しました！​​​

６月７日、令和になり初めての梅雨入り宣言。
今は、一年で一番静かで癒される季節。
若葉あり、紫陽花やアヤメなどの草花、そして雲のかかった間から高い山の頂が少し見え、素晴らしい景色。
『散歩するのも楽しい！』

怱々・・・
去年、きれいに等間隔に早苗が植えられた田圃に、田の草取りに頼もしい助っ人が来た。
植えられた苗と苗の柵の間を二羽の鴨が水掻きで、田の草取りを手伝っていた。
(な～んと、可愛い！)
その鴨の夫婦は、３～４日で姿が消えてしまった。



田圃の持ち主に、『今日は鴨を、連れてこないんですか？』と尋ねると、
『あ～、あの鴨はうちで飼っている鴨ではないよ！』と・・・さらに続けて・・・
『あの鴨は近くの池にでもいる鴨だろ！』と、少し素っ気なかった。
私は、何処の鴨でもよいが、又来年もあの田圃の草取りに来てほしいと思っていた。

その来年がやってきた。
あの鴨に会えるのが楽しみ。
待っています、きっと来てね！

怱々、それからね！
田植えが終ると早速、取水口辺りに『カエルがやって来て、ゲコ～ゲコと大合唱」・・・
何とも癒される季節になりました。

2019年６月 発行
​編集：メリー