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登米山の神  パソコンを覚えたきゅうりやのばんちゃん  宮城県登米市

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June 5, 2008
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カテゴリ:思いで

前にも書いたかもしれませんが、時折降る小雨に誘われてもう一度。

子供のころ母親が語ってくれた短い昔話がある。

なぜか頭から離れない昔話が現実のものと知ったのは母親の葬儀がすんでみんな帰った後のことです。

むかし、

貧乏な母子が居たと。

月の明るい夜、母と子は広いスイカ畑の前に立っていたと。

母親は娘に「今スイカを取ってくるから、誰も来ないか見てるんだよ」といってスイカ畑に入っていきました。

しばらくしたら娘が「お母さん、誰も見てないけどお月様が見てるよ」と。

見上げれば煌煌とスイカ畑を照らすお月様。

「そうだねえ、お月様が見てるねえ」

母子はスイカを取ることもなくその場を立ち去りましたと。

母の葬儀の後、だれもいなくなった座敷で10歳違いの姉に思い切って聞いてみました。

「ああ、そんなことがあったね・・・」

白黒の画面がパッとカラー画面に変わったように、ジクソーパズルの最後のコマがカチッと収まったようにその画面が頭に浮かびました。

終戦直後父親も母親も子連れで再婚。

周囲はスイカ畑がいっぱいで、おみろくさんのお祭りの頃になると畑に見張り小屋が建つほどでした。

両親が生活のために再婚したことは想像に難くありません。

もしかしたら、母の昔話が再婚のきっかけだったかもしれません・・・

母もそのころの話を語ることもなく逝き、私がこわごわやっとの思いで姉に聞いたのが母の葬儀のあとでした。

幸いと言っていいのかどうか、兄にも娘がなく、わたしは貧しいながらみんなに可愛がられ今日まで来ました。

母も兄もいなくなった実家は、何か寂しくだんだん遠くなってしまいました・・・

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Last updated  June 5, 2008 08:08:01 PM
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