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カテゴリ:思いで
叔父さんが亡くなった。 大好きだった叔父さん わたしをこの家の嫁に育ててくれた叔父さん。 「おれはこの家で生まれたんだからナ。おまえが来るなって言ったって俺は来るんだから。おまえおれを邪魔にするんじゃないぞ」 そんなことを言いながら年に何回か帰ってきた叔父さん。 陰に日向に私を応援してくれた叔父さん。 かっこいい叔父さんだった。 戦争から帰ってきて食べ物がろくにない時代、みんな「かでめし」を食べていた時代も白いご飯を食べとおしたという叔父さん。 ちょっとべらんめえ口調で、きっぱが強いけど一本筋が通っていて。 これがキクチ家の男だ!おれの生き様をみろ! そんな叔父さんだった。 叔父さん、かっこよかったよ! だけど、 「おまえも来いよ」なんてお断りだからね!
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