鮨橋口でランチ、カフェカリフォルニアで夕食
鮨橋口(台東区雷門2-8-10 03-3847-0334)が気になり、何度もランチ予約で電話したのだが、いつも満席あるいはランチ営業なしと言われ、ずっと利用できないまま今日に至った。二日ほど前に電話した際、金曜日はランチ営業していると言われ、予約をし何とか利用できた。店の前に来たのだが、暖簾もなく、もちろんメニューも出ていない。ただ、竹で覆われたビルの1階が曇りガラス越しに鮨屋のカウンターが見えたので、ここに違いないと入店してみたら、やはり鮨橋口だった。カウンターには他に旦那っぽい客が2人で酒を飲みながらつまみやにぎりをつまんでいる。私は、カウンターに座って、特に何をオーダーするでもなくいると、まだ若いご主人が順番に私の前ににぎりを置いていった。出てきたにぎりは以下の通り。ヒラメ(プリプリ感と熟成感の塩梅がちょうど良い。美味しい)、サバ(これも旨い)、スミイカ(塩と酢橘のバランスが絶妙でとっても良かった)、長崎産の赤身(大間はもう終わったとかで、長崎産の本鮪。小さめの本鮪なのか、赤身の味わいは軽め)、トロ(これはしっかり脂がのっていた)、コハダ(ちょっと甘めな酢加減)、煮蛤(美味しい)、海老(茹で置きなのが残念)、穴子(香ばしく焼かれているが ツメが軽め)、かんぴょう巻(かんぴょうはかなり味が濃い)、海苔とシジミの味噌汁。ネタとシャリのバランスはちょうど良く、かなり美味しい。落ち着いた大人の雰囲気の店で、ご主人も寡黙。一体幾らになるんだろうと思いつつ、勘定したら3000円だった。これは安い。スミイカの塩と酢橘の絶妙なバランスの味わいを考えると、かなりつまみも美味しい事が想像に難しくなく、きっと夜も魅力的な味わいなのではとイメージが沸く。ちょっと子連れには向かない雰囲気で、この全体を流れる空気の割には財布に優しく、メニューもないので接待には最適かもしれないと思った。夜はカフェカリフォルニア(港区白金台1-1-50 シェラトン都ホテル東京 1F 0120-95-6661)を初めて利用した。打合せをしながらの会食だったので、個室で。カフェと言うが、フレンチ、イタリアン系のメニュー。まあ、カリフォルニア料理と言われれば、そうかもって思う感じのメニュ構成だ。コースではなく、アラカルトで温かいアスパラガスのサラダ トリュフ風味のフルムダンベールソース ポーチドエッグ添え (1,600円 あまりトリュフの香りは感じなかったが、ブルーチーズのソースでなかなか美味しい)、本日鮮魚のブイヤベース2名〜(5,800円 手長海老と魚。スープはそれほど濃厚な出汁ではなかった。スープでリゾットを作ってくれるのだが、こちらは味わいは良かったが、アルデンテではなかった)、オーバナスマロンのモンブラン カシスのジュレとトンカ豆のアイス添え(1200円 このモンブランは結構美味しかった)。料理は特別ではないが、そつないレベルで、ホームランはないが、三振もない感じ。パンが美味しかったし、サービスはしっかりしている。店内の雰囲気もなかなか良く、オープンエアのテーブルもあって(今の季節は寒くて無理だが、夏場は外で食べるのも良さそう)、雰囲気は結構良い。シェラトン都ホテルと言うと、四川のイメージしかなかったが、カフェカリフォルニアも捨てたもんじゃないと思った。