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さて、今日は前回に続き、パソコントラブル体験記2.故障編 & フィリピンのパソコン事情です。
2.故障編 オークション詐欺にあい迷惑をかけた挙句、親に「もう1台パソコン買ってもいいですか?」などとは安易に頼めません。 「このままパソコン無しでやっていこうかな…」とも考えましたが、新学期は始まったばかり。。やっぱりこれでは宿題も出来ず、日本の情報も得づらく、どう考えても留学生活を充実させれないため、電話で頭を下げて親に頼みました。 許可をもらって早速購入。とはいってもフィリピンでは日本メーカーのPCも売っていますが、日本に比べ3割以上高いため、日本で買い送ってもらうことにしました。 このように、かなり面倒で、つらい思いまでしてゲットした愛用の僕のパソコンでしたが、5ヶ月しか経たないうちに、いきなり先日故障してしまいました。3度目の悲劇です。。 故障した当日は、大型台風「ウイニー」がフィリピンを襲っていました。。(ちなみに、フィリピンでは台風に名前がつけられます。)フィリピン北部のルソン島ケソン州で死者行方不明者1800人の大被害をもたらしましたが、僕のパソコンもその被害に巻き込まれたようです。。。 僕が住む寮では停電があったりしたにも関わらず、コンセントにつなげっぱなしにしていました。しかも後ですぐ使うからと、電源を切らずにしばらく放置したままに。。 これがどうやらいけなかった。。キーボードに触った途端、急に画面がおかしくなり、画面には、 “Operating syastem not found”の文字が。。 翌日、リカバリーしたり、システムエンジニアの方に頼んだりしましたが、ハードが壊れてしまっているとのことで、時すでに遅し。日本のサポートオフィスに電話したら、「交換するので送り返してください」と即答されてしまいました。 交換とは行っても、ここはフィリピン。一度日本の実家に送ってから、パソコンメーカーのサポートオフィスに送らなければならず、1ヶ月ほど新しいPCが届くには時間がかかるようです。 「交換するなら、すぐ新しいものを送っていただけませんか?」と聞いたところ、「いや、やはり一度見てからでないと無理です」と拒否されてしまいました。うう~、日本のメーカーもケチですね。 さらに、愚かなことにバックアップを怠っていたので、全データが消えてしまいました。。こっちで撮った写真も、がんばって書いた課題のエッセイもすべて。。 うう、悲しい。なぜか、自分の経験まで全部消されてしまった気がして、最近は憂鬱な日々が続いています。来週からクリスマス休暇でしばらく授業が無いのがせめてもの救い。はるばる海を越えてPCが僕の元に届くことを待ち望んでいます。 フィリピンのパソコン事情 1.電気事情 このように、よくパソコンを壊す僕ですが、これは別に僕の扱いが雑だという訳ではないようです。僕に限らず、留学生友達も頻繁にパソコンの調子が悪くなっています。少なくとも一人一回は必ず、何かトラブルにあっています。 聞くところによると、フィリピンは日本に比べて電流電圧が不安定で、特に天候の悪い時は、パソコンに負担がかかりやすいということでした。ケーブルをフィリピン対応のもの(240V)に変えるだけでは不十分で、出来れば変圧器をクッション代わりに使用するのがいいそうです。こうすれば、急な電圧の変化で大きな負担がかかったとしても、変圧器が壊れるだけで、本体は無事だそうです。 海外、特に電気環境があまりよろしくない地域でパソコンをつかう場合は、このように最大限の注意を払って使用しないと痛い目みます。以後、僕も気をつけます。 2.ネット事情 さて、こんな風に書くと、フィリピンって最悪な環境だと思い込まれてしまうので、ちょっと弁解もしておきます。 確かに電気事情はよろしくありませんが、フィリピン、特にマニラなどの大都市に限って言えば、ネット環境はかなり進んでいると思います。 僕の住んでいる寮はケーブルインターネット(100MB)が個々の部屋に備えられてる以外にも、ワイヤレスインターネット(64MB)が使えます。サーバーダウンなどの故障は時々ありますが、さほど日本ともかわらない環境です。 街にはネットカフェがよく見受けられます。またスターバックスなど、フィリピンで最近流行のカフェではワイヤレスネットが使えたりと、案外いろいろなところでネットに接続できる環境があります。 ただ、個人の家にインターネットが普及しているかというと、そうでもないのが現情のようです。 僕の友達は課題をやるために、わざわざネットカフェで徹夜するという子もいます。一部のお金持ちを除いては、パソコンを持っておらず、カフェや学校のパソコンルームで使うのがほとんどのようです。 それでも期限までにちゃんと素晴らしいレポートを作ってくるフィリピン大学の学生には関心してしまいますね。(僕なんて、あれだけ充実した環境があるにも関わらず、しょぼしょぼのレポート&プレゼンテーションしか出来ません。詰まるところ、能力の問題のようです・・。) 3.世界が注目するフィリピン人のコンピューター知識 ネット環境以外にも、フィリピン人のコンピューターに関する技術や知識は買われているようです。 先日、新聞でみましたが、ウイルス駆除対策ソフト「ウイルスバスター」で有名なトレンドマイクロ社は、次々に出てくるウイルスを分析し対策するセンターをマニラに置いているそうです。 フィリピン人は人件費が安い以外にも、英語を話せる、また高いコンピューター知識を持っているということでこの国が選ばれたとのこと。 僕も偶然このソフトを使っていました。頻繁に新しいウイルス対策のプログラムが更新されておりますが、その裏では、24時間体制で休みなくウイルスと戦っているフィリピン人の努力があったことを知り、感激しました。 僕たちが日々、安全にパソコンが使えているのは、実は彼らのお陰だったんですね! 日本は政府開発援助などで彼らを支えていますが、彼らも僕たちの生活を色々な面から支えていることを改めて気づかされました。感謝です。 最近急激に普及しているフィリピンのケータイ事情なんかも今度調べてみたいと思います。ご期待ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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