怪物くん
久しぶりに映画を観ました。友達にオススメされてた『ガーゴイル』。うちの近くにレンタルビデオ屋が無くて,ずっと借りる機会が無かったんだけど,会社帰りに近所をウロウロしてたら発見。さっそく借りて観てみました。ガーゴイル=背中に羽根の生えた怪物らしい。友達からのオススメレビューの内容もすっかり忘れ,ビデオ屋に並ぶパッケージもほとんど読まず何もわからない状態で鑑賞してみたら…観ているうちに友達の言っていた言葉を思い出した。「まじ落ちるから観てみ。」時すでに遅し…絶望系かも。愛とかなんとか言ったって,人間の奥底には汚いものが流れてる。愛を守るために汚れていくのか?!ネタバレしてしまうと,情事の途中に相手を食い殺してしまう衝動に駆られる男と女。傷つけないために,最愛の人とは寝られない。その衝動を昇華するように行きずりの相手を殺し続ける様には,愛する人を守る美しさがあるとは思うけど,しょせん人間なんて汚いのよ。愛がなにさ。あたしはこう感じたね。友達がどの点で「落ちる」と言ってたかはわからないけど,なんともいえないこの絶望感は今のあたしにはちょっちキツイ。まー「愛が哀しい」って感覚は人間にしかないもんだし,脳みそで恋愛してしまうからこそいろんな思いが渦巻いて。そこに「これだ!」って光が見えたときの幸せ感も人間にしか味わえないものなんだけど。あたしのミジンコ脳みそには荷が重過ぎるぜ。でも!主役のヴィンセント・ギャロが最愛の妻を好きで好きでたまらないのに抱けない苦悩っぷりにはゾクゾク来た。ギャロの顔は濃いし汚いし好きじゃ無いんだけど,影のある男の顔はすごくよかった!こういう人の爆笑顔は見たくないわな。イメージくずれる!女って男の苦悩顔がけっこう好きだったりするのかしら。ところで。最近友達と,「腕枕はするほう,されるほうどっちが好きか」で盛り上がってて。皆さんはどうなんでしょー?あたしはするほうが好き。よしよし♪って感じが。って何を言わせる(恥)