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August 11, 2006
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カテゴリ:ライターのお仕事
今日、今書いている本の原稿確認をするため、朝から関係各所に
電話していました。

その本の中で、もっとも重要なキーパーソンであり、多大なる協力を
頂戴した、新潟に住むある理学博士であり大学名誉教授の先生に、
最後に原稿確認依頼のお電話をしました。

70を過ぎたばかりの博士ですが、さすがに頭の回転が早い方で、
知識も豊富、6時間にも及ぶ長時間にわたるインタビューも、
かくしゃくとしたご様子で、お話しをうかがいしました。

そのインタビューから約1年がたとうとしていますが、
本の発売が遅れ、先生もさぞや待ちくたびれていらっしゃるに違いないと
ビクビクしながら電話をかけました。

すると、奥様がお電話に出られました。

昨年の晩夏に取材にお伺いしたものですが・・・、と私が話しを切り出すと、
とても懐かしそうに、思い出してくださいました。

そして次に奥様から出た言葉に驚愕。。

「・・・。実は、主人は亡くなってしまったんですよ」

取材にうかがった時は、ご夫婦ともに仲良く、とてもお元気そうで、
手術明けで体にムチ打ち、這うように取材に行った私なんかより、
先生はつややかで、声も大きく、何倍も健康そうでした。

今年の5月に心臓の病気で急遽されたそうです。

4月に先生が学会向けに書いた原稿を読んでいたわたしには、
とても信じられることではありませんでした。

本の発売も、本当であれば5月には出ていたはずのものです。

私がのろのろ書いているうちに間に合わなくなってしまったことを知り、
愕然としてしまいました。


目を閉じれば、玄関先で元気に見送ってくれた先生の笑顔が蘇ります。


実はこのようなことはこれで2回目です。

1回目の時は50代の大学の女性教授でしたが、その先生の生命倫理に
関する講演会を聴講し、心から感動し、すぐに名刺を持ち、
取材をお願いしたい旨を伝えました。

快いお返事を頂戴した私は、さっそく出版社に企画を上げ、
受理されて、めどがついたところでその先生の大学に連絡しましたが、時すでに遅し。。。

やはりその時も、出会いから半年くらいかかってしまったのが、
運命の別れ道でした。

その先生の時は、すでに不治の病と闘いながらの講演だったと後で知りました。


人の命って儚いものですね。


一期一会、一生に一度しかない出会いを、大切にしてゆきたいものです。








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最終更新日  August 11, 2006 03:22:59 PM
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