月に二回ほど訪問している婆ちゃんYさん
要介護度5 寝たきりで脚の拘縮も強く胃ろう。
小さくて細くて・・・だけどなんとも穏やかな顔をしています
滅多に声も出さないし、黙ってされるがままの婆ちゃん。
だけど、嫌な顔もするし、微笑んだりもします。
担当してるヘルパー達にとってのYさんは可愛いお婆ちゃんで人気奮闘中
この仕事をしていると泣きたくなることもあるし、失敗もするし、
金銭的なことを言えば悲しくなることもある。
だけど続けているのは・・・
「Yさぁ~ん・・・おひさしぶりぃ~こんにちは。今日もよろしくお願いしますね」
挨拶するとニッコリ頷くのが毎度のこと
それが
「こんにちは」
と口が動く・・・
きゃぁ~~~~!感激っ! ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ
涙が出るほど嬉しいと思います
それが仕事をしていく上での励みになります
たったそれだけのことです。
手を握り返す、頷いてくれる、微笑んでくれる、
普段声を出さない人が声を出してくれる
当たり前に生活していれば意識もしないようなことが喜びに変わります。
仕事をしていく上での私の励み
認知症のお婆ちゃん・・・名前は1ヶ月通っても覚えてくれないけど
顔はしっかり覚えてくれた
「迎えに来てくれなくても1人で帰れるのに」
ディに行くと毎度言われます(笑)
「あれぇ~なんだい(笑)Sさんと一緒にお散歩したいんだってばぁ~」
「あらそう。ふふふふふ・・・」
Sさんはグフグフと笑う。
なんとなく亡くなった祖母と一緒に散歩した幼い頃の空気を感じる。
ほんの些細なこと・・・
だけど、私にはとても大切な時間
「やっぱり私利用者さんに甘えてますわ」
「ははは・・そう?最近愛菜恵さん顔つき変わったよね?」
「へ?そうですか?」
「なんとなくね」
主任・・・何を言いたい??
なんかまずいこと言ったかな??
喜びを感じれば長く続けられる。
そう思う今日この頃・・・・甘えさせてくれる利用者さんに感謝かな・・・
笑顔が見たいから、いつまでも側にいたいと思います。
時がくるまで・・・・