その日の気分　Vol 2

土曜日、大将の部活の納会がありました。

県大会団体優勝、東北大会団体優勝、インターハイ出場
個人ではインターハイで入賞する選手もいる水泳部
そんな中での大将の三年間は・・・

水泳部に入部するつもりが無かったために校舎も違う
女子も一人だけ
記録も東北大会がやっと・・・・しかも予選落ち・・

とても全国を視野に闘っている部員とは違う大将
この部に所属していることさえ恥ずかしいと思っていたあの頃・・
トライアスロンとの両立で泳ぎ方が変わり、タイムは落ちていく一方・・・
そして
大会でしか会わない部員の中で、彼女の苦しみは多分想像も出来ないほどだったと思います。
それでもなんとか一緒にいられたのはマネさんや先輩達や先生のおかげ

毎年１０名近い部員が入部するのに
今年の３年生はたった４人

前に並んだ４人の３年生
先生が一人一人に言葉をくれました

「トライアスロンとの両立でしたが、選手でありながら、マネージャー以上の
働きをしてくれました。よくやってくれたと思います。後輩諸君も大将先輩を
見習って欲しいと思います。
将来は看護師になるようなので、病気をしたら大将の病院に行ってください」

こんな内容の言葉を頂きました。
大将はチョッピリ照れ笑いをしていました

その後、先生に挨拶に行ったとき

「よくやってくれました。アイツならいい看護師になると思います。
なにもしてあげられないけれど、アイツの頑張りを応援しています。
大将がいてくれて良かった。多分部員みんながそう思ってくれていると思います。」

ありがたい言葉です。
大将実は悩んでいたんです

「みんなウザイって思ったかもしれないよ」と・・・・

数人の保護者の方からも

「東北大会ではお世話になりました。本当によく働いてくれました」

とお褒めの言葉を頂きました。

ありがたいと思います。
記録重視の部活の中で、大将の存在を認めてくれたことが凄く嬉しかった。
挨拶された保護者の方、部員、みなが口を揃えて言っていました。

「記録も頑張りも、仲間のおかげ」だと・・・・
無心になって応援してくれているから頑張れたのだと・・・・

水泳を続ける為に進学する仲間の中で完全引退をする大将
１年生の可愛い女子部員と一緒に笑っている大将を
久し振りに美味しいお酒を飲みながら眺めていました

「大将、良かったね。」
「うん」

2007年１２月８日

大将は11年の選手生活にピリオドを打ちました