その日の気分　Vol 2

仕事を終えて車でぶっ飛び状態で約束の場所に行った私を

「お～～～！！」

と迎えてくれたのは学生時代寝起きを共にし、同じ釜のメシを食べた
友達２人

「遅れてゴメン。とても４０過ぎてジャージで来る勇気はなかった」
「なんだぁ～ジャージでも良かったのに」
「お前達・・・もう一度言ってみろ！！」

４５歳の中年オヤジ２人におばちゃん一人
端から見たら？？？？の３人組

両手にヤロー２人従えて、行き先は居酒屋
出張で来た友達が新幹線に乗るまで３時間あまり
２人はガンガン飲んで、私はしゃべりまくり

気持ちはすっかり学生気分
だけど、話す内容が子供や仕事の話になってる（笑）
半分はバイトしてた頃の話だったけど・・・

「俺たち、定年の方が近くなったんだよなぁ～愛菜恵の娘が成人式だろ？？
俺たちも年取るはずだわ」

た・・・確かに・・・・

何年も会ってないのについこの間会ったような感覚になる
意地を張ることも強がることもなんにもしなくていい

「あの頃さぁ～他の女子メンバーには気を使ってたのに
私には全然気を使ってなかったよねぇ～・・汚れたパンツ頭から降ってくるし」
「馬鹿だなぁ～ある意味愛菜恵は特別扱いだぞ」
「いらんわ・・・・」

「楽しかったよなぁ～全然金は貰えないのに」
「あんな生活普通じゃないよね」
「だからこの歳になっても俺たち会えるんだよ」

私は甘えていたんだと２人と会ってそう思いました
あの頃もそして今も・・・・

一人を改札口で見送り、
もう一人を家まで送り、家に帰りました

「ごめんねぇ～私しゃべりまくりだった」
「そんなことないよ。楽しかったな」
「うん・・・久し振りだった」

ただただ居心地のいい空間をあの頃と同じように作ってくれた
２人に感謝の気持ちでいっぱいになりました

やっぱり仲間っていいもんです